問題です。以下の空欄に入る共通の言葉はなんでしょう?
1. ○○○○○エクスプレス
2. ○○○○○ストーリー
3. ○○○○○コンプレックス
この記事のタイトルが大きなヒントになっているのですぐわかったと思います。
シンデレラですね。
誰でも知っているお伽話です。今回はシンデレラという単語を詳しくチェックしました。
シンデレラはフランス語ではサンドリオン
「虎と小鳥のフランス日記」第91話『パリジェンヌのブティック』の回にシンデレラのフランス語が出て来ました。
⇒「虎と小鳥のフランス日記」第91話 パリジェンヌのブティック
どうしても靴がいる!と言って、ジュリー・シオンのブティックに出向いたCamille。気に入った靴があったけど、
Ah ouais, là c’est un peu Cendrillon, là. J’sais pas… Et c’est celles-là pourtant, c’est dommage.
ああ、ちょっとこれシンデレラの話みたい、うーん、これが欲しいのに残念。
シンデレラはフランス語でCendrillon (サンドリオン)です。
cendre (灰)に illonという語尾がついたものです。
日本語でシンデレラというとなんかきらきらしたイメージですが、もともと意地悪な義理のお姉さんたちが、シンデレラをこう呼んでいたのであり、本名ですらありません。
「灰かぶり」という訳がありますが「灰まるけ」でもいいと思います。
お姉さんたちに「お灰!、さっさとここを掃除しな!」などと言われていたのです。
私は家中の掃除をして、ほこりや灰で汚れているから、「灰かぶり」なのかと思っていましたが、台所の火の消えたあとの炉の灰の上に横たわって暖を取っていたから灰まるけになっていた、という記述を見ました。
どちらにしても可哀想な境遇です。
シンデレラについてはこちらで詳しく書いています
↓↓↓
⇒第11回『シンデレラ』
ガラスの靴の謎
小さい時、シンデレラの絵本を持っていました。
子ども心にもいろいろと謎のある話だと思いました。
最大の謎はガラスの靴でした。
お伽話だから、不思議なことがあっても何らかまわないのですが、けっこう考えこんでいました。
1. 12時になって魔法の馬車やらドレスが消えたのに、なぜガラスの靴は消えなかったのだろう?
2. そもそもガラスの靴で階段の上をかんかん走れるの?割れないの?
3. 階段の上で脱げたのは、靴のサイズがあってなかったんじゃなかったの?
1.の謎はだいぶあとになってとけました。この靴だけが魔法使いのお婆さんの私物だったらしいです。だから魔法が消えても残っていました。おばあさんとシンデレラは足のサイズがたまたまいっしょだったようです。
2.3.はいまだに謎なのですが、この記事を書くためにペローのCendrillonを眺めていたらヒントめいたものをつかみました。
シンデレラと似た話は世界中にあり、一番古い物は紀元前一世紀のものだとか。有名なのはグリム童話とシャルル・ペローのバーションです。
ペローのお話のタイトルは別名
La Petite Pantoufle de Verre
ガラスの小さな靴
です。
靴といってもchaussure(ショスュール)ではありません。
pantoufle はプチロワを見ると、室内ばき、上靴、スリッパ;(舞踏用などの)底のたいらな靴、フラットシューズ とあります。
つまり、ヒールのない今でいうバレエシューズみたいなので踊っていたのです。
これはCendrillon – Wikipediaにあった19世紀の銅版画ですが、手前にある靴はやはりかなりヒールの低い靴です。
それなら階段の上をがんがん走れたことでしょう。素材も本当のガラスではなく、ガラスのようにきらきらしてる美しい靴だったのかもしれません。
靴が縁結びとなって幸せになれたシンデレラ。
サイズのあった靴をはくことはことほどさように大事なのです。
昔どこかで読んだか聞いたかした、あいまいな記憶ですが、元々の話(が、どれかもわかりませんが)では、靴はガラスではなく何かの革だったと。
それが、間違って伝わってガラスになっちゃったとか?
綴りか発音の似てる素材ありますかねー?てか、言語も不明ですが・・・
ガラスじゃなきゃ、格好つかない気もするけど。
靴だけ魔法使いの私物っていうのが、とてもオモシロイです。
アンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ああ、何かの皮の話、Wikipediaに書いてありましたよ。羊だったかなぁ?
皮だとますますバレエシューズみたいな感じになりますね。
まあ、今日的といえば今日的ですが。
ディズニーのアニメ、見たことないんですが、ガラスの靴のズームアップ、ありますかね?
お久しぶりです。
ガラスの靴については調べたことあります。
アンさんの言われてるような説はあるようです。
詳しくは覚えてないけど、ペローが口伝の童話を聞き取りしたときに、リスの毛皮vair(発音はverreと同じ)の靴だった。
↓
リス革の靴は王族レベルのものだったが、ペローの時代にも廃れていたので、ガラスの靴の方が童話として華やかだったから、ガラスにした。
もしくは、単に聞き取り間違ってしまった。
など、諸説あるんじゃなかったかなぁ。
個人的には自分の足が太く大きくて見た目悪いから
全体がガラスで透き通った靴では、素足が見えて見た目にどうかなと昔は思ってました。
今は、完璧に綺麗な足も綺麗なんだから、何はいても大丈夫と思っています。
bird_birdさん、こんにちは。ここでは初めてですね^^コメントありがとうございます。
あ、リスの皮なんですね。今、プチロワ見ました。シベリアリス模様、シベリアリスの毛皮ってあります。
ペローの時代に廃れていたなんて、よっぽど古いですね。13世紀ぐらいかな。
そうそう、諸説あるんですよ。私、短大のときナーサリーライムがテーマの本を学校で読んだんですけど、確かそれにシンデレラ出てきた気がします。世界中に似たような話があるって。おもしろいですね。
私は透明な靴、あこがれてました。藤圭子がデビュー時代に履いてたんですよ。知らないと思いますが。
最後の足の話は、bird_birdさんの足が綺麗ってことなんですね?
最後の部分はシンデレラの足のことです。
私の素足は見せられませんわ(T_T)
bird_birdさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
あ、そうだったんですね。
美しい足が自慢なのかと思いましたよ。