10月の週末はハロウィンに関連する単語をご紹介しています。前回は魔女、ほうき、黒猫でしたが、覚えていますか?
最終回のきょうは
ハロウィン当日の必須アイテムを集めてみました。
仮装する
ハロウィンには仮装がつきものです。
仮装する
se déguiser
代名動詞、と呼ばれるものです。
自分で自分をdéguiser(変装させる)、と言うこと。
こちらは虎(tigre)に変装するTrotro(ロバ)のエピソードです。
3分31秒
冒頭で、
Aujourd’hui,je me déguise en tigre.
きょうは、僕、虎に変装する。
と言っていますね。これは特にハロウィンだから変装しているわけではないみたい。単に趣味でやってるのでしょう。変装が趣味の人っていますから。プチ・ニコラのジョフロワのように。
se déguiserはふつうのer動詞のように活用しますが、代名詞のところを主語に応じて変えます。
je me déguise
tu te déguises
il se déguise
nous nous déguisons
vous vous déguisez
ils se déguisent
詳しくはこちらを⇒「まいにちフランス語」27:L49 代名動詞 その1
お菓子
お菓子という単語はいろいろありますが、ハロウィンで配るような小さなお菓子は、
des friandises
(主に複数形で)お菓子、甘いもの
発音はこちらで確認
⇒三角をクリックすると声が聞けます。
friandisesは指先でつまんで食べる小さなお菓子類です。あるいは、
des bonbon(飴のいろいろ)
とも言えます。
トリック・オア・トリート
トリック・オア・トリート
Farce ou Friandise.
farce は いたずら
faire une farce à 誰々で ~にいたずらをする。
この単語は「ファース:喜劇」という意味のほう日本語にもなっています。
friandise は上に書いた「お菓子」です。
“Trick or treat !” は英語で、子どもたちが、ハロウィンの夜、人の戸口でお菓子をもらうとき言う言葉です。
英語圏では”Trick or treat”に決まっていますが、フランス語圏では、これと決まった表現がありません。
ケベックでは、単に、 “l’Halloween” とか ”Joyeux Halloween” と言って ”des bonbons s’il vous plaît.” と続けるようです。
もしフランス語圏でハロウィンをする場合は、周囲の人にあわあせればいいでしょう。
私は大昔、スヌーピーの漫画でハロウィンという習慣を知ったのですが、その漫画では「いたずらか、お菓子か?」と訳していたような気がします(うろ覚えです)。
きょうの復習
今回覚えた単語の例文を見ておきましょう。
Moi, je me suis déguisée en carte à jouer.
私、私はトランプに仮装したわ。
※代名動詞の複合過去形はêtreを使います。
Les enfants passent de maison en maison pour récolter des friandises.
子どもたちは、お菓子をもらいに家から家へ訪ねて行く。
Les enfants disent «Farce ou Friandise !» ce soir.
今晩、子どもたちは「トリック・オア・トリート!」と言う。
前回の記事⇒ハロウィンにまつわる単語 その3
ハロウィンというお祭りについてはこちらをどうぞ⇒ハロウィンの由来
ハロウィンの仮装のアイデアはこちらにも書いています
⇒ハロウィン・コスチュームのアイデア その1
ハロウィンの夜、お菓子をもらって歩く子どもたちは仮装することになっています。たまに「普段着?」ってな子もいますけどね。まあ、暗いのでよくわかりません。
それに10月の終わりの夜はかなり冷え込むので、プリンセスのドレスの上にダウンジャケットを着て、スノーブーツをはいていたりしますから。せっかくの仮装もよく見えません。
こちらは3年前にポップコーンに仮装した娘です。
このときも、下にたくさん着込んで出かけました。
それでは、皆さん、楽しいハロウィンを!
Joyeux Halloween !
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