2011年のフランス映画「最強のふたり」の予告編のスクリプトでフランス語を勉強しています。
今回は最終回。43秒ぐらいから最後まで。
Intouchables(最強のふたり)予告編・スクリプト
Bon appétit.
Eh, s’il vous plaît. Oh! Hé, hé, héhé !C’est qui ce type ? Autour de toi, tout le monde s’inquiète.
Tu ne dois pas laisser rentrer n’importe qui chez toi. Surtout dans ton état !Dites-moi, vous n’avez pas envie de prendre le large ?
Vous voulez vous barrer, c’est ça ? Et on va où ?Respirer un peu.
Ça y est, les voilà ! 100 euros que je les mets dans le vent.
Tenu !Mais… ça frise la paresse, là! Faut renvoyer un peu !
ボナペティ
頼む。あ、ちょっと、ちょっと。
彼は誰なんだ?きみの周囲の人はみんな心配している。
家の中にいれる人は誰でもいいというわけじゃない。特にきみのような状態なら。
おい、逃げ出したいとは思わないか?
逃げたいんだな。どこに行くんだ?
ひと息つきに。
ああ、来なすった。100ユーロをまき散らすぞ
いいよ
ちょっと、なまけないで。少しは投げ返せよ。
★スクリプトはこちらを参考にしました⇒Bande-annonce: Intouchables
★この映画の概要は初回の記事に書いています⇒『最強のふたり』(1): 出会うはずのない2人が出会った
★前回の記事はこちら⇒『最強のふたり』(2): 型破りの介護人
単語メモ
prendre le large 逃げ去る、ずらかる (会話で)
mettre dans le vent = semer まき散らす
se barrer 立ち去る、逃げ出す、ずらかる
Barre-toi ! うせろ;逃げろ。
ここではパトカーを振り払うことだと思います。100ユーロはスピード違反でつかまったときの罰金のことだと思いますが、間違っているかもしれません。
friser もう少しで~になる、~すれすれである
「最強のふたり」日本語字幕版
字幕はかなり意訳していますね。
フィリップは、周囲の人が、自分にいろいろ気遣ってくれるのが、かえって息苦しいと思っていました。
そんなフィリップにとって率直なドリスはとても新鮮な存在だったのです。
からだを思い通りに動かせないフィリップは、自由にふるまうドリスがまぶしかったのだと思います。
フィリップにとってドリスは「自由」の象徴とも言えました。だからフィリップがドリスを好ましく思うのはわかります。
ではドリスにとってフィリップはどこが魅力的だったのでしょうか?そこは映画を見たあともよくわかりませんでした。ドリスは単に面倒見がいい人、というわけでもなさそうでしたし。
お金目当てでもありません。たまたまうまがあったのかもしれません。
それでは次回の映画の記事をおたのしみに。
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