フランスのFlunch(フランチ)というレストランのCM、その4です。
今回は、その3のダムブランシュのCMで出てきたカップルがディナーを食べています。
スクリプトと和訳
20秒
★2015/10/24追記:YouTubeの動画は削除されました。こちらで見られます→Exercice d'écoute: Chez Flunch (4)
カップルの名前が出てきますが聞き取れましたか?
Jean, j’ai besoin de savoir.
Pourquoi tu veux toujours manger la pièce du boucher chez Flunch?
Parce qu’elle est super tendre. Regarde, tu la coupes, hop, c’est du beurre.
Pas du beurre… c’est de la viande!
Et en plus elle ne coûte que 6 € 95.
C’est pas un peu cher pour du beurre?!
Carole, tu… tu m’inquiètes parfois, tu sais.Chez Flunch, la pièce du boucher est super tendre, pour 6 € 95.
※スクリプトはこちらを参考にしました⇒Exercice d'écoute: Chez Flunch (4)
ジャン、私、どうしても知りたいわ。
どうして、いつもフランチでサーロインステーキを食べたがるの?
だって、これすごく柔らかいから。見てごらん、ナイフを入れて、
そらっ、簡単だ。
バターじゃないでしょ。それ、お肉よ。
しかも、これたった6ユーロ95だし。
バターにしたら、ちょっと高いんじゃないの?
キャロル、時々、君のことが心配になるんだけど。
フランチのサーロインステーキはとてもやわらかく、
6ユーロ95です。
単語メモ
pièce du boucher 肉屋のピース(肉片)。もし肉屋が肉を売らなくて生活できるのなら、自分用に選ぶ肉。つまり上等のステーキをさすようなので、ここでは「サーロインステーキ」としました。
店によって、pièce du boucherといってもいろんなステーキがあるようです。
hop それ、さあ (間投詞)
c’est du beurre (話)気のいい人だ、つきあいやすい人だ。
このCMの場合、相手はステーキなので「簡単だ」と訳しましたが、もっといい訳があると思います。
ジャンはbeurre(バター)という単語の入ったイディオムを使ったのに、キャロルが、バターそのものと解釈したのですね。
きょうのワンポイントフランス語
Tu m’inquiètes.
きみが心配だ。
inquiètes < inquiéter 不安にする、心配させる
m’inquiètes m’=meのエリジオン
CMの表現のように、心配しているのは自分ですが、自分は主語にならず、目的語になります。
主語は心配されている側の人です(言ってる意味わかりますか?)
Vous m’inquiétes.
私はあなたのことが心配です←あなたが私を心配させます。
Son silence m’inquiète.
彼(女)の沈黙が気がかりです。
不ランチについてはその1に書いています⇒私がきれいな理由、知ってる?
前回のCMはこちら⇒ダムブランシュを食べる
今回のCMもまるごと覚えてもいいぐらい使える表現でいっぱいですね。
私はあんまり肉は食べたいと思わないので、ほとんど食べません。カレーに入っている肉や、ハンバーグはなんとか食べられます。
でも、ステーキみたいに、肉そのものがどど~んと襲ってくるのは、食べられなくなってしまいました。
昔はふつうに、すき焼きの肉や、とんかつを食べていたのですが。
こちらでは、肉料理はステーキがでんと出てくることが多く、もう一生分食べた気がしています。家族は肉といえばステーキ。よくあきないなぁと思います。
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