シャネルの5番

時事ニュース

シャネルの特別展、ロンドンにて開催。82歳になってますます元気なカール・ラガーフェルド

ロンドンのサチ(Saatchi)・ギャラリーで行われているシャネルの特別展を紹介するフランス語ニュースをお伝えします。

この展示会は、ガブリエル・シャネルとカール・ラガーフェルド2人の世界を余すことなく紹介したものです。

ニュースのあとにスクリプト、和訳、単語メモをつけます。



Mademoiselle Chanel en expo à Londres ロンドンでシャネル展

Karl Lagerfeld en personne à Londres pour inaugurer l’exposition Chanel à la galerie Saatchi. Une expo intitulée “Mademoiselle Privée” qui présente le monde de Gabrielle Coco Chanel et de son directeur artistique pré cité…

カール・ラガーフェルドはサチギャラリーでシャネルの展示会をオープンするためにロンドンにやってきました。この展示会のタイトルは、「マドモワゼル・プリヴェ」で、ガブリエル・ココの世界と、クリエイティブ・ディレクターのラガーフェルドの世界を見せるものです。

Parmi les oeuvres présentées les “Bijoux de diamants” une collection de haute joaillerie créée en 1932. Et Karl a créé toute une collection autour de ces bijoux.

展示物の中には、1932年に作られた高級ジュエリーのコレクション、「ビジュー ドゥ ダイアモンド」があります。ラガーフェルドは、同じテーマで全く新しいコレクションを作りました。

“En temps normal, je ne me soucie qu’assez peu de la joaillerie Chanel mais ils m’ont demandé de faire quelque chose de spécial pour cette collection. J’ai donc décidé de choisir des personnes que nous connaissons, des amies et de faire des robes spéciales pour chaque fille, qui correspondent à sa personnalité et de mettre dessus des bijoux. C‘était donc quelques chose de personnel.”

「通常は、私はシャネルのジュエリーは手がけていませんが、このコレクションのために、何か特别なものを作ることを頼まれたのです。

そこで、知人、友達から選んで、それぞれの個性にふさわしいドレスを特别に作り、ジュエリーもつけたんです。だから、個人的なものです」。

Les pièces ont été dessinées pour ces célébrités comme Vanessa Paradis, Rita Ora ou encore Julianne Moore.

ダイヤモンドのアクセサリーは、ヴァネッサ・パラディやリタ・オラ、ジュリアン・ムーアといったセレブのためにデザインされました。

Depuis 83 Karl Lagerfeld est directeur créatif de Chanel mais aussi de Fendi et de son propre label.

Et à 82 ans il n’entend pas prendre sa retraite : “Non je ne me pose pas la question, je ne suis pas encore dans une poubele. Je ne me pose pas la question parce que j’ai un contrat à vie. Et il y a des centenaires dans ma famille. Nous avons le temps.

Vous savez c’est un grand luxe d’avoir la possibilité de faire ce que l’on veut dans les meilleures conditions. C’est unique et j’ai beaucoup de chance.”

1983年から、ラガーフェルドはシャネルのクリエイティブ・ディレクターであると同時に、自身のブランド、フェンディも手がけてきました。

彼は82歳ですが、引退は考えていません。

「いえ、その質問は自分にはしません。まだお払い箱じゃないですよ。

なぜその質問を自分にしないのかというと、一生涯、契約しているからです。一族の中には100歳の人もいるし。まだ時間はあります。

ベストの状況で自分のしたいことをできるというのは、とてもぜいたくなことです。なかなかあることじゃないですし、自分はとても幸運だと思っています」。

“Mademoiselle Privé” à la galerie Saatchi à Londres jusqu’au 1er novembre.

「マドモワゼル・プリヴェ」はロンドンのサチ・ギャラリーで11月1日まで開催されています。

☆2016年10月4日追記:元記事は削除されたので、リンクをはずしました。

単語メモ

privé 失われた という意味だと思うのですが、mademoiselle を形容しているのに、なぜ女性形でないのでしょうか?

pré cité 直前で引用した、話題にした

centenaire 100歳の人、100歳を越えた人

同じニュースの英語版

Karl Lagerfeld opens Chanel exhibition at Saatchi Gallery in London

スクリプトはこちら⇒Karl Lagerfeld opens Chanel exhibition at Saatchi Gallery in London | euronews, le mag



マドモワゼル・プリヴェ 初日の夜の様子

ヴァネッサ・パラディはフランス語でインタビューに答えています。1分10秒ぐらいから出てくる、リリー・ローズ・デップはバネッサ・パラディとジョニー・デップの娘です。

この日は化粧が濃いですが、素顔はママに似てかわいい感じです。

彼女が生まれてから13年後ぐらいに両親は別れた(もともと結婚はしていませんでしたが)のですが、小さいときはロスアンジェルスに住んでいたのでしょうか?

アメリカ英語をしゃべっていますね。

彼女が生まれた直後、バネッサがレコーディングした歌がこちら⇒歌と訳詞:サン・ジェルマン~ヴァネッサ・パラディ 歌詞にリリー・ローズ・メロディと、リリーの名前が出てきます。

シャネル関連記事もどうぞ:
名言その1~ココ・シャネル~上品な服装が引き立たせるものとは?

映画『ココ・アヴァン・シャネル』の予告編でフランス語を学ぶ

シャネル展のオープニングパーティに来ていた人はみな、シャネルの服を着ているのでしょうね。

カール・ラガーフェルドは1933年9月10日生まれ。昭和8年です。実は私の母より、半年ほど年下なのです。長寿の家系の出身のようです。

彼は68歳ぐらいのとき、13ヶ月で42キロのダイエットに成功しています。プロ(医師)について厳格な食事ダイエットをしたようです。もとがデブすぎたからこそ40キロ以上の減量に成功したのでしょうが、その後リバウンドしていません。

ものすごく美意識の高い人なのでしょう。

母と同い年で一線で活躍していることや、60過ぎても痩せられる生き証人でもあるので、いろいろな意味で、勇気を与えてもらえる存在です。






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