不定期でお届けしています入門日記のお時間です。
これは、私が独学でフランス語を始めたころ、どんな感じで学習していたかわかるように、当時の日記をそのまま紹介しています。
「こんな私でも少しは進歩したのではないか」、と自分で自分を叱咤激励するシリーズです。
と、同時に、「現在超入門の方でも、それなりに継続すれば、なんとかなってくるのではないか」、という希望の光を与える記事になっていればいいな、と願っております。
きょうは、学習をはじめて3ヶ月ごろの日記です。FrenchPodという英語ネイティブむけのPodcastの学習について書いています。
学習開始後3ヶ月ころの日記~毎日地味に聞き取り練習
2009年8月6日
FrenchPod-7
Where’s the bathroom?
Excusez-moi, où sont les toilettes, s’il-vous-plait ?
Au premier étage.
Et où sont les escaliers?
Par là, Monsieur.
だいたいの訳)
男:すみません、トイレはどちらでしょうか?
女:1階です。
男:それで、階段はどこでしょうか?
女:あちらでございます。
今回の会話はいろいろ勉強になった。まず聞き取りだが、トイレと階段、両方ともたぶん単数でも複数でも発音は同じだと思う。
そこで、トイレは複数になるというのを知っているか、あるいは前のsontで複数になるはず、とわかるべきなのだろうが、私は単数で書いていた。
階段の場合は、すぐ前の冠詞とリエゾンをおこしてレゼスカリエというような発音になっていたので、ここで複数とわかるべきなんだろう。
そもそも階段の段なのだから複数だが、私はこの名詞を知らなかったのでここも単数で書いていた。
ラジオ講座の小野先生が4月号の講座でいつもおっしゃっていた単数形と複数形の聞き取りのポイントに気をつけるというのは、こういうことなんだよなぁ。。。と納得。
雑談部分でもためになることを今回は知った。
フランスでは1階はいつも階段をのぼって行った先のフロア。その下の階である日本語でいう1階(英語でいうところのground floor)は la rez-de-chaussée と呼ばれるそうで、エレベーターなどではRCというマークがついているとのこと。
2009年8月15日
FrenchPod-16
Hi, my name is…
Enchanté, je m’appelle Antoine.
Enchantée…
Et toi ? Comment tu t’appelles?
Je m’appelle Sandra.
だいたいの訳:
<社交ダンスクラブにて>
男:はじめまして。僕はアントワーヌです。
女:はじめまして。
男:きみは?名前はなんですか?
女:サンドラです。
はじめにダイヤローグを聞いたとき、二人の名前がまったく聞き取れなかった。男性はなんかオントワとかなんとか、女性はソンダハ?そんな名前、あるの?という次第。
ダイヤローグが3回流れたあとに、アモリー(フランス語ネイティブの男性)とエリカがフランス語と英語でくりかえすのだが、このとき、アモリーはかなりゆっくり話すので、ここで男性はアントワーヌ、とわかった。
まあこのあとすぐにエリカが英語でアントワーヌと言うのだが。女性は英語ではサンドラ、ときこえた。でもフランス語だとソンドハときこえる。
雑談では、初対面のときほほにキスをする習慣(se faire la bise)が話題になっていた。
アメリカ人であるエリカですらフランスに行って、この習慣に遭遇したとき、ぎょっとしたそうである。
やり方は右のほほから、最低2回くりかえすそうである。コメント欄からパリなど都市部では2回、田舎では3回、といった感じかな、と思われる。
・・・過去の日記ここまで・・・
補足
FrenchPod
フランス語ネイティブのアムリーとアメリカ人でフランス語の得意なエリカが、ディスクジョッキースタイルでくりひろげる楽しい番組でした。
好きな番組でしたので、こちらに必要以上に詳しく書いています。
⇒書き取りの練習を始めた頃~入門日記第17回
私が聞いていたのは、一番初心者むけのNewbieというレベルで、これは無料。番組を聞いて、ダイヤローグの書き取りの練習をしていました。
ダイヤローグのスクリプトはiTunesの歌詞のところで見ることができました。
ラジオ講座の小野先生
私が一番最初の聞いたラジオ講座「サトシのナント留学記」の講師
これも好きな番組でした。こちらに詳しく書いています。
⇒初めて買った教材はラジオ講座のテキスト~入門日記第4回
いかがでしたか?
私は英語はたいていの人と同じように、中学で勉強し始めました。今はどうか知りませんが、あまり音に注目しないカリキュラムなので、あとで苦労しましたね。
そこで、フランス語では最初から意識的に音声をよく聞くようにしていました。それほど根を詰めてやらず、わりとゆるいアプローチでしたが、この方法はよかったと思います。
この続きはこちら⇒ラジオ講座がだんだん難しくなってきた頃~入門日記第21回
前回の日記はこちら⇒ついにプチ・ロワイヤル仏和辞書を買う~入門日記第19回
★入門日記を最初から読む場合はこちらから⇒フランス語の学習を始めたばかりの頃
★入門日記シリーズの目次はこちらから⇒フランス語入門日記~目次を作りました
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