おしゃまな豚の女の子が主人公のかわいいアニメ、ペッパピッグで学ぶフランス語。クリスマスのエピソードを紹介します。
タイトルは、La visite du Père Noël (サンタクロースの訪れ)です。
ペッパピッグ、クリスマスのエピソード
■スクリプト
[La visite du Père Noël]
Nous sommes le jour de Noël et il est encore très tôt. Peppa, Georges et leurs parents dorment chez Papi et Mamie Pig.
Georges, réveille-toi, le Père Noël est passé.
Un flacon à bulles! Une bande dessinée et une mandarine!
Maman! Papa! C’est Noël!
Il est encore trop tôt, Peppa.
Allez plutôt souhaiter un joyeux Noël à Mamie et Papi Pig.
Mamie, Papi !
Pas de panique, tout le monde sur le pont.
Aujourd’hui, c’est Noël!
Il est seulement trois heures du matin.
Mais le Père Noël est déjà passé. Peut-être qu’il est encore dans la maison.
Non, le Père Noël n’est plus là. Regardez. L’assiette et le verre sont vides et la carotte a disparu.
Il ne reste que quelques miettes.
En effet, le Père Noël adore les gâteaux aux fruits secs.
Et il y a des gros cadeaux au pied du sapin. Je lui ai commandé une poupée.
Est-ce qu’on peut les déballer tout de suite?
Un peu de patience, ma chérie. Nous les déballerons après le repas de Noël.
Bon d’accord.
Toute la famille est réunie autour de la table pour le repas de Noël.
Ouvrons les pochettes surprises.
Il avait une couronne en papier à l’intérieur.
Et un serpentin sifflet.
Et une devinette, “Qu’est-ce qui a des pédales et qui vole? ”
Je n’en sais rien du tout.
Un vélicoptère.
Ce gâteau de Noël est vraiment délicieux.
Peppa et Georges m’ont aidée à le préparer.
Oui, maman et c’est nous qui avons fait la pâte.
Avez-vous pensé à faire un vœu?
Oui, j’ai fait le vœu de..
Il ne faut pas le dire.
Allons déballer les cadeaux à présent.
Youpi!
Alors celui-ci est pour Georges.
C’est un circuit pour voitures de course.
Cela m’a l’air difficile à monter.
J’ai presque terminé. Cette pièce doit aller ici et la dernière, là.
Il ne reste plus qu’à placer les voitures.
Faisons la course.
À vos marques, prêt, partez.
Papa et Papi aiment jouer au circuit automobile.
C’est le cadeau de Georges, n’est-ce pas ?
Je crois que la boîte suffit à son bonheur.
Vroum ! Vroum ! Vroum !
Et voici ton cadeau, mon cher, Papa Pig.
Ah, des chaussettes !
Et moi, j’ai reçu des chaussettes.
Des chaussettes.
Des chaussettes.
Chaussettes!
Alors logiquement, le dernier paquet doit être pour…
Moi. J’ai commandé une poupée qui parle, qui marche et qui ferme les yeux quand on la met au lit.
Oh, des graines pour oiseaux !
Graines pour oiseaux!
C’est plutôt un cadeau pour Poli Perroquet.
Mais c’était le seul qui restait. Cela veut dire que le Père Noël m’a oubliée.
Allô, oui.
Mêêê! Bonjour. Est-ce que je pourrais parler à Peppa, s’il vous plaît.
Peppa, c’est Suzie Sheep.
Bonjour, Suzie.
Alors est-ce que tu l’as eue, ta poupée?
Non!
Moi, j’ai eu la mienne. Elle parle, elle marche, elle pleure, elle rit, elle ferme les yeux et tout et tout.
Le Père Noël a dû te donner ma poupée !
Mais non, sur l’étiquette, il est écrit “Pour Suzie Sheep. ”
Alors cette année, le père Noël a dû m’oublier.
Ho! Ho! Ho!
Le Père Noël rentre chez lui.
Ma tournée est terminée cette année. Je viens de livrer le dernier jouet. Oh, mais que reste-t-il au fond de ma hotte?
Le Père Noël n’a pas pu t’oublier, Peppa.
Pourtant, j’ai été sage, cette année, pas vrai, maman?
Ho ! Ho ! Ho !
Père Noël !
Euh… bonjour.
Il n’a pas pu passer par la cheminée.
Et par où tu veux qu’il soit passé, grand-mère?
Tiens, voici ton cadeau, ma chère Peppa. Et excuse-moi pour le retard.
C’est ma poupée. Merci beaucoup, Père Noël.
Voulez-vous goûter notre gâteau ?
C’est Georges et moi qui avons fait la pâte en faisant un vœu.
Un vrai délice.
J’ai souhaité que vous veniez me rendre visite le jour de Noël et mon vœu a été exaucé.
Ho ! Ho ! Ho !
スクリプトの和訳
サンタクロースの訪問
クリスマスの朝
クリスマスの日。まだまだ朝は早いです。ペッパとジョルジュとパパとママはおじいさんとおばあさんの家に泊まりました。
ジョルジュ、起きて。サンタさんが来た。シャボン玉、漫画、それにみかん。
ママ、パパ、クリスマスだよ。
まだ朝早いわよ、ペッパ。
おじいちゃんとおばあちゃんのところに行って、クリスマスのお祝いをしてきなさい。
おじいちゃん、おばあちゃん!
あわてるな、みんな橋の上に集まれ。
きょうはクリスマスだよ。
まだ、朝の3時よ。
でも、もうサンタさんは来たの。まだ家の中にいるかもしれない。
いや、もういないよ。見てごらん、お皿もコップもからっぽで、にんじんもなくなってる。
(ケーキの)くずしか残ってないわ。
実はサンタクロースは、ドライフルーツのケーキが大好きなんじゃ。
それに、ツリーの下に、プレゼントがいっぱい。私、お人形を頼んでおいたの。
今すぐ開けてもいい?
ちょっとがまんしなさい。クリスマスの食事をしてから開けましょう。
うん、わかった。
クリスマスの食卓
家族全員、クリスマスの食事をとるためにテーブルのまわりに集まりました。
クラッカーを開けよう。
中に紙の王冠が入ってた。
蛇の笛(吹き戻し)もあるぞ。
なぞなぞもある。「ペダルがあって空を飛ぶもの、なーに?」
さっぱりわからない。
空飛ぶ自転車だよ。
このクリスマスケーキ、とってもおいしいわ。
ペッパとジョルジュが作るの手伝ってくれたのよ。
うん、ママ。私たちが生地を作ったの。
お願い事、した?
うん、私のお願いはね…
言っちゃだめよ。
プレゼントを開ける
さあ、プレゼントを開けましょう。
わーい!
さて、これはジョルジュのだ。
レーシングカーセットです。
組み立てるの、難しそうだな。
だいたい終わったぞ。この部品はこっちで、最後のは、ここだ。
あとは車を乗せるだけ。
レースをしよう。
位置について、よーい、どん。
パパとおじいさんはレーシングカーで遊ぶのが大好きです。
それはジョルジュへのプレゼントでしょ?
ジョルジュは箱だけで充分幸せみたいね。
ブルーン、ブルーン、ブルーン!
これは、あなたへの贈り物よ、パパ。
あ、靴下だ。
私は、靴下だわ。
靴下だ。
靴下よ。
靴下!
ペッパのプレゼントはどこ?
すると、最後の箱は、当然…
私のよ。私、人間をお願いしたの。おしゃべりして、歩いて、寝床に寝かせると目を閉じる人形よ。
あ! 鳥のエサだわ。
それはきっとオウムのポリの分だ。
でも、残っていたのはこれだけよ。ということは、サンタさん、私のこと忘れちゃったんだ。
もしもし…
メエエエ~。こんにちは。ペッパをお願いします。
ペッパ、スージー・シープから。
こんにちは。スージー。
ねえ、お人形、もらった?
うううん。
私はもらったわ。お話して、歩いて、泣いて、笑って、寝床に寝かせると目をつぶるし、ほかにもいろいろするの。
サンタさん、私の人形をスージーにあげたんだわ。
まさか。だってタグに「スージー・シープへ」と書いてあるもん。
そう。今年は、サンタさん、私のこと忘れちゃったんだわ。
ペッパのプレゼントが届く
ホー、ホー、ホー!
サンタクロースが家に戻ります。
今年の仕事は終わったぞ。最後のおもちゃを配り終わった。おや、袋の奥に残っているのはなんだろう?
サンタクロースはあなたのことを忘れたりしないわよ、ペッパ。
でも、私、いい子にしてたよ、今年。ねえ、ママ。
ホー、ホー、ホー!
サンタさん!
えーと、こんにちは。
煙突を通ってこれたはずないわ。
じゃあどこから来てほしいっていうの、おばあちゃん?
そら、プレゼントだよ、ペッパ。遅くなってすまない。
私のお人形! どうもありがとう、サンタさん。
うちのケーキを召し上がりませんか?
ジョルジュと私が生地を作ったの。お願いごとをしながら。
すごくおいしい。
クリスマスにサンタさんが来てくれますようにって、お願いしたの。お願いごとがかなったわ。
ホー、ホー、ホー!
単語メモ
クリスマスの単語をいくつか学べます。
pochette surprise お菓子おもちゃなどの入ったお楽しみ袋。ここではクラッカー。
serpentin sifflet 吹き戻し。口にくわえて息を吹くとびろーんとのびる笛のこと。serpentin は、(蛇のように)うねうねとした、くねくねとした、sifflet は、小さい笛、呼び子、汽笛。
déballer 荷解きする、箱などから物を取り出す
faire un vœu 願い事をする
monter 組み立てる
chaussettes 靴下、ソックス
perroquet オウム
hotte(du père Noël) サンタクロースの背負う袋
délice 大きな喜び
exaucer (願い、祈りを)聞き入れる、かなえる
きょうのプチ文法
接続法
願う、望むという動詞のあとに来る節は接続法です。
接続法とは⇒「まいにちフランス語」45:L67 接続法現在 その1
vouloir que + 接続法:~になることを望む
Et par où tu veux qu’il soit passé
直訳:彼(サンタクロース)がどこを通ってきたことを望んでいるのですか?(サンタは煙突からくるにきまっているでしょ、ということ)
souhaiter que + 接続法:~することを望む
J’ai souhaité que vous veniez me rendre visite le jour de Noël
直訳:私は、クリスマスの日にあなた(サンタクロースのこと)が、私を訪れてくれることを望みました。
強調構文
強調したい言葉を、c’est と qui/que ではさみます。
強調したいものが主語のときは、c’est …. qui、主語ではないもののときは、c’est … que ではさみます。
… c’est nous qui avons fait la pâte.
私たちが、生地を作ったのよ。
C’est Georges et moi qui avons fait la pâte…
ジョルジュと私が、生地を作ったのよ。
スクリプトにはありませんが、生地を作ったことを強調したいときは、
C’est la pâte que nous avons fait (私たちが作ったのは生地よ)
こんなふうにします。
強調構文について⇒「まいにちフランス語」41:L63 強調構文
ほかにも疑問文や命令法など、さまざまな文法項目が出てきます。
小さな子供むけのショーは、くずれた文章が出てこないので学習向きです(内容に抵抗がなければ)。
シチュエーションにあった会話をしているのもいいです。つまり、ダイニングテーブルに座っているときは、ケーキがおいしいとかなんとか、ちゃんと食事に関する話をしているので、内容を想像しやすいのです。
これが大人向けのドラマになると、食事とは全然関係ない話をしていたりします。
ペッパピッグの説明はこちらをどうぞ⇒ペッパピッグ(Peppa Pig)で学ぶフランス語:どろんこ遊び
イースターの巻はこちら⇒ペッパピッグで学ぶフランス語2:春(エッグハント)の巻、前編 ☆後編を書くのを忘れていたことにいま、気づきました^^;
クリスマスの単語⇒クリスマスの単語 その1「クリスマス」
これもクリスマスの単語⇒かわいいフランス語教えます~その49 クリスマスの単語(1)
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無事、ペッパのところにプレゼントが届いてよかったですね。
それでは、みなさま、楽しいクリスマスを! Joyeux Noël !
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