チョコレートケーキ

フランスのお菓子

簡単チョコレートケーキの作り方:フランスのお菓子33

フランスのお菓子の作り方を見ながら、フランス語に親しむシリーズ。今回は、チョコレートケーキです。

チョコレートケーキは、フランス語では、Gâteau au chocolat(ガトー・オ・ショコラ)といいます。日本では、前置詞を省略して、ガトーショコラということが多いですね。

究極のチョコレートケーキの作り方

Recette du Gâteau au chocolat ultime(3分14秒)

材料

200g de chocolat  チョコレート
125g de farine  小麦粉
125g de beurre  バター
250g de sucre  砂糖
5 œufs  卵
1/2 sachet de levure chimique  ベーキングパウダー、2分の1袋(5.5グラム)
une pincée de sel  塩ひとつまみ

☆チョレートは甘くない、製菓用のチョコレートです。甘いチョコレートを使うときは、砂糖を控えてください。

作り方

[下準備]

・型の準備。生地がくっつく型は、パーチメントペーパーをしいたり、油脂をぬって小麦粉をはたいたりしておきます。

・オーブンを175度Cに予熱。

1.)チョコレートとバターを一緒にとかす

湯煎するか、電子レンジで加熱します。

チョコレートは温度に敏感なので、レンジで加熱しすぎると、表面が白っぽくなることがあります。レンジを使うときは、短めにかけて、動画でやっているように、予熱で溶かすといいでしょう。

2.)卵の黄身と白身をわけて、黄身に砂糖を入れてかきまぜる

3.)2でできた生地にチョコレート、小麦粉、ベーキングパウダーの順に加え、その都度よく混ぜる。最後に塩をひとつまみいれて混ぜる。

4.)白身を泡立ててメレンゲを作る

5.)3の生地にメレンゲを入れて、かき混ぜる。このとき、メレンゲをつぶさないように気をつける⇒生地のできあがり

メレンゲをつぶさないようにしつつも、白いところが残らないように、しっかりかきまぜます。

6.)型に生地を流し、175度Cのオーブンで、20~30分焼く。

お菓子作りに出てくる単語

この動画は、ベーキング用語がわかりやすい形で出てきますので、リストにしてみました。

fondre  溶かす

au bain-marie  湯煎で 

au micro-ondes  電子レンジで

clarifier  卵の黄身と白身を分ける

blanchir   黄身に砂糖を入れてよくまぜる 

☆blanchir は「白くする」という意味です。黄身と砂糖を混ぜてかきまぜていると、黄色いのがだんだん白っぽくなるから、こう言うのだと思います。

fouet  泡立て器

monter les blancs en neige  白身を泡立てる

batteur   ビーター、電動ミキサー

le bec  白身を泡立てると、鳥のくちばしのようなとんがりができますが、それのこと。

moule  型

préchauffer  オーブンを予熱する

lame de couteau  ナイフ(包丁の刃)。

☆ケーキが焼けたかどうか調べるために、ナイフの先を少し生地に入れ調べます。抜いたときにねっとりしたものがついてこなければ、焼けています。

日本では竹串を差すよう、指示している料理本が多いですね。たぶん、昔は、日本のたいていの家に竹串があったからだと思います。

moelleux  柔らかい

croustillant   かりかりする

☆チョコレートケーキは、外側はかりかりして、中はねっとり柔らかいのがよい、とシェフ・ダミアンは言っています(croustillant à l’extérieur et moelleux à l’intérieur)。

参考:シェフの作るチョコレートケーキ

テレビ番組内でチョコレートケーキを作っています。

混ぜる順番が多少違いますが、基本的に同じ作り方をしているので、同じ単語(blanchirとか)を使っています。

聞き取りの仕上げというか、幅を広げるのに使ってください。もちろんレシピとして使ってもいいですけど。

5分11秒。

ケーキを作っている、ジェフレー(Jeffrey)という人は、ストレールのパティシエです。

ストレール(Stohrer)は1730年創業のパリで最古のパティスリー(pâtisserie 焼き菓子屋、ケーキ屋、お菓子屋)です。

ストレールのフランス語の発音は、女の人が言っているように、「ストラ~」みたいな感じ。

この記事に、ストレールのことを少し書いています⇒パック(イースター)2014年~「虎と小鳥のフランス日記」第149話

女の人が最初に見せる鐘みたいな形のお菓子は、religieuse(ルリジューズ)です。

ルリジューズについて少し説明しています⇒チョコレートに関係のある単語:かわいいフランス語教えます(111)

ジェフレーは湯煎でチョコレートを溶かしていますね。

女の人が、レンジでチョコレートを溶かすときは、10秒ずつ、様子を見ながら、加熱せよ、と言っています。

材料は1分3秒あたりで説明があります。分量は文字で表示されます。

最初のレシピと同じ材料(チョコレート、砂糖、バター、小麦粉、卵)を使うので、上のレシピを参照しながら見れば、フランス語がまったくわからなくても大丈夫です。

chocolat 70& というのはカカオ成分70%のチョコレートのこと。たいてい、チョコレートの箱に「70%」と書いてあります。

焼き時間は18度Cで40分です。

その他のチョコレートのお菓子のレシピなど

モワルー・オ・ショコラの作り方:フランスのお菓子(19)

簡単チョコレートムース(ムース・オー・ショコラ)の作り方:フランスのお菓子(14)

【簡単レシピ】チョコレートチップクッキーの作り方~バレンタインデーに最適

フランス語で学ぶチョコレートの歴史

バレンタインデーとチョコレート関連記事の目次

****

日本だとチョコレートケーキは、どちらかというと秋冬のお菓子かもしれませんね。

フランスは4月はまだ寒いので、チョコレートケーキがおいしい時期です。

もし、肌寒い日があったら作ってみてください。バレンタインデーのチョコレートが余っていたら、全部ケーキにしてしまうといいかもしれません。






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