パリ

不思議の国のフランス

フランス語の会話で日本人が1番苦手なこととは?~『不思議の国のFrance』番外篇

フランスダイレクトスクールが毎週土曜日に配信している動画教材『不思議の国のFrance』番外編の受講メモです。

今回は、ガブリエルがティファニーに、ティファニーの生徒のことを聞いています。生徒とは、ティファニーがさまざまな場所でフランス語を教えている人のこと。

現在、日本に滞在中のティファニーは、フランスダイレクトスクールのみならず、街の学校でもフランス語を教えているようです。

そのように、たくさんの日本人に日々フランス語を教えているティファニーが、フランス語の会話において、日本人が1番苦手な点について語っています。

今回は番外編(Mbaggyとのコラボ)で、字幕なしの動画が公開されていますので、貼っておきますね。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒不思議の国のフランス、番外編(Mbaggy受注会)

2人ともナチュラルスピードで話しています。



今週のキーフレーズ

7歳から80歳までの生徒がいる

ガブリエルが生徒の年齢層を聞いた時の、ティファニーの答え。

Ils ont quel âge, en fait ?

Ça commence à partir de sept ans et ça vas jusqu’à, j’sais pas, quatre vingt ? Soixante-dix ? J’sais pas. Y’a des papis et des mamies.

(生徒は)何歳なの?
7歳から始まって、わからないけど、80歳かな。70歳かしら。おじいちゃんやおばあちゃんもいるのよ。

papi おじいちゃん papa, pépé の異形
mamie おばあちゃん 子どもが祖母を呼ぶ時使う。

忘れないために

生徒の中には、すでに流暢にフランス語を話す人達もたくさんいます。

Et en fait, c’est pour pas oublier …

(フランス語を)忘れないために、習っているのよ。

pour + 不定法
~するために

pour ne pas + 不定法
~しないために

Il fait tout pour plaire à Anne.
彼はアンヌに気に入られるためなら何でもする。

Partons tout de suite pour ne pas être en retard.
遅れるといけないから、すぐに出かけよう。

ティファニーの話している pour pas oublier は pour ne pas oublier のneの省略。話し言葉では、こういうところでもneが省略されます。

ここから、そういう流暢に話せる人にも、会話で苦労していることがある、という話にはいっていきます。

理解するのに苦労する

Puis, y en a beaucoup qui savent bien parler mais qui ont du mal à comprendre…, bah, qui ont du mal en…

A l’écoute ?

Tu vois, ils ont du mal à…Ils arrivent à parler, mais ils arrivent pas à…, bien à entendre ce que disent les Français, tu vois ?

それから、上手に話せる人はたくさんいるけど、でも、理解が難しいみたいで、難しいのは…

聞き取り?

やっぱりそう思う?難しいのは…。話せるけど、フランス人が言ってることをうまく聞き取れないのよね。

y en a beaucoup qui savent bien parler
この en は d’élèves (生徒)のことです。
つまり il y a beaucoup d’élèves qui savent bien parler

savoir (習得して)~できる
似た意味をもつ、pouvoir は ある条件のもとで、~できる、という意味。
この違いについてはこちらをどうぞ⇒「まいにちフランス語」17:L39~動詞 pouvoirとsavoir

上の文には、ほかにも ~できる という意味の単語が出てきます。それが、

arriver à + 不定法 うまく~できる、~に成功する

Cet enfant arrive déjà à écrire son nom.
この子はもう自分の名前が書ける。

avoir du mal à comprendre 理解するのに苦労する

cf. avoir mal à ~が痛い

上手に話せるのに聞き取りができない、という問題点が提示されました。次に、話す時の問題もいくつかあげられています。

難しいのはリエゾンよ

ガブリエルはフランス語の発音が不明瞭だと言います。そしてティファニーがリエゾンが難しいといいます。

単語や音節をしっかり発音しないわね。

難しいのはリエゾンよ。日本語にはないから、日本人にはすごく難しいのよ。

Bah on mâche vachement les mots, les syllabes.

Ce qui est dur, c’est les liaisons en fait. Parce que ça n’existe pas en japonais, donc c’est super dur pour eux.

mâcher 言葉を不明瞭に発音する、もぐもぐ言う。

Ce qui est …, c’est …. これは文頭に、説明したいことを持ってきて、c’est 以降で説明を加える言い方です。

Ce qui est plus gênant pour la compréhension, c’est d’oublier de mettre un article.
もっとも理解を妨げるのは、冠詞をつけないことです。

この文章は、ラジオ講座で、フランス語の冠詞について語ったシルビー先生の言葉より。

こちら⇒L8 フランス語の冠詞



聞き取りの力を伸ばすにはどうしたらいいか

2人によると、フランス語の会話で1番難しいのは、聞き取り
話すときに難しいのは、はっきり話すこと(bien articuler chaque mot)、そしてリエゾンということです。

1番難しいのが聞き取りというのには私も同意見です。私は長く英語を学習していますが、結局1番難しいのは相手のしゃべっていることを聞き取ることなのです。

話したり、書いたりするのは、自分の手持ちの言葉、知ってる表現で、たとえ間違いだらけでも、なんとかできるのですが、相手の言うことは、自分ではコントロールできません。

よって、将来、フランス語でバリバリ会話をしたい、という方は、聞き取りの力をつけることも忘れないほうがいいですね。

聞き取りの力をつけるのは、やはりディクテが最適だと思います。ディクテはフランス語を聞いて書き取ることです。

関連⇒フランス語の達人になるために~その3

あと、私が最近試しているのは、ものすごく簡単なフランス語をたくさん聞くことです。読んでわからないレベルのディクテをやるのは、ほとんど時間の無駄です。

はっきり話すことや、リエゾンに慣れるためには、音読、そしてやはりディクテがいいでしょうね。結局、フランス語の音に慣れることが大切なので。

フランス語をはっきり、アーティキュレすることが大事なのは、以前、清岡先生も言われてました。自分が大学でフランス語を学んでいたとき、フランス人の先生に何度も言われたそうです。その音声は、フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)の「特別授業ライブ」と称して、白水社のサイトに掲載されたものです。

これは本を持ってなくても誰でも聞いたり、ダウンロードできます。こちらにあります⇒白水社 : 『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(改訂版)』 : 音源ダウンロード アーティキュレの話は、冒頭の 00.発音の1番最初に出てきます。

そして、そのあとに出てくる話が「リエゾン」について。

やはり、アーティキュレすることとリエゾンすることは、日本人にとって大変むずかしいことなのでしょう。

いかがでしたか?
新学期になって、新しいことを学んでみたいという方もたくさんいらっしゃるでしょう。

フランス語もちょっと学習すると楽しいですよ。
私のフランスダイレクトスクールでの学習体験はこちらに書いています⇒「フランス語脳プロジェクト」で自分の才能を見つける

この続きはこちらから⇒まぎらわしい近接未来と単純未来の違いをマスターしよう

動画で2人がはいているバギーパンツの話はこちらでどうぞ⇒パンツのいろいろ~不思議の国のフランス#11






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