クラシエの「いち髪」という名前のシャンプーのCMに出てくるフランス語を勉強しました。
きょうは5月10日から放映が開始された「放課後篇」をチェックします。
いち髪 放課後篇
少年:C’est ma maîtresse, on dirait une autre femme.
Ichi-kami,Ni-sugata
先生:Je voudrais aller loin.
少年:Quelle ensorceleuse !
これが僕の先生。まるで別の女性のよう。
いち髪、に姿。
遠くにいきたいな。
それは魅惑的な美しさ美しい人*。
こちらによると
堀北さんと“ブロンドの少年”が、少年が通う学校で、先生と生徒という形で運命的な「再会」を果たした前回のCMの続きになります。
今回は、放課後の教室でたたずむウェーブヘアの堀北さんがまるで別人になったような違う1面を魅せ、その“小悪魔”姿に少年がさらに恋をしてしまう様子が描かれています。
とのこと。
単語と表現メモ
on dirait +名詞 まるで・・・のようだ。
この表現はよく出てきます。「虎と小鳥のフランス日記」でも過去に二回、キーフレーズとしてとりあげられています。
⇒第3話 ビュット・ショーモン公園 アリスの靴みたいね。
⇒第56話 パリ郊外、パレゾーでのお祭りブラッサンスみたいね。
例文:
あの女の子をごらん。まるで人形のようだ。
Regarde cette petite fille. On dirait une poupée.
同様の意味のものに on aurait dit があります。
autre 別の
femme 女性
loin 遠くに
ensorceleuse 魔術的な力を持つ、魅惑的な、誘惑する
動詞はensorceler ~に魔法をかける、~を魅惑する、惑わす
en+sorcellerie(魔法)
beauté 美人
※少年のフランス語の聞き取りはフランス語ネイティブのアリスさんにチェックしてもらいました。
これまでの記事はこちら
●堀北真希「いち髪」CMのフランス語 その1
小悪魔的って?
先生の髪が、前回の再会篇ではストレートだったのが、今回はゆるく巻かれ、それが小悪魔的ということらしいです。小悪魔の雰囲気はない気がしますが・・・。
というのも、私にとっての小悪魔は日本の女優さんだと若き日の加賀まりこだからです。
でもこの少年にとってはじゅうぶん小悪魔に写るのでしょう。それにしても、彼は演技がうまいですね。
相変わらずレトロな学校で随所に風がゆるやかに吹いてとても雰囲気のあるCMです。
私はこれまでの中では一番好きですね。
特に先生が物思いにふけって窓から外を見ているとき、白いカーテンも、手に持っている便箋も、花瓶の花も、そして彼女の髪もゆるやかにゆれており、いい感じです。
(CMからキャプチャーしました。引用と解釈願います。)
地球儀を回すところもいいですね。
さて、堀北真希は非常勤の先生なのか、ペン立てが、ただのガラスびんです。
そして、なぜわざわざ封筒と便箋を一緒に持っているのかよくわかりません。「エアメールだよ」ということを強調したかったのでしょうか。
ふつうは封筒を机の上に置いて、便箋を持って読みますよね?手紙を読み終わって、封筒にしまう直前なのかもしれません。
ですが封筒を写してくれたおかげで、私が疑問に思っていたこの学校の所在地がわかりました。
なんと東京のようです。
宛先は全部読めないのですが、宛名はMademoiselle Maki Horikita。そして、Tokyo, Japonの文字が見えます。
東京のインターナショナルスクールなのでしょうね。
しかし一つの謎は解決しましたが、また新たな謎が生まれました。
この手紙はどこから送られてきたのでしょうか?
海外にいる恋人から?
「いち髪」のこのシリーズ、まだ続くのでしょうか? このあとの展開を楽しみにしたいと思います。
補足
・CMで流れる曲はオリジナルのもので、歌っているのはエミ・エヴァンスというアーチスト
・ブロンドの少年の名前はキャンベル・カー 2001年生まれ。
⇒www.sugar-spice.co.jp/models/pdf/international/06236.pdf
バイオグラフィーには「日本語と英語」とあります。
この少年はとても見目麗しいですね。このCMを見ると、大昔に見た「メロディ・フェア」を思い出します。この映画に出てきた小学生の男の子たちも、ネクタイのある制服に似たようなバッグを持っていました。
この記事へのコメントはありません。