毎週土曜日に届くフランス語の教材『虎と小鳥のフランス日記』ですが、最新作を見るのと平行して、バックナンバーも週に一作のペースで受講しています。
きょうは第25話を見ました。
タイトルはレスト・シネ。映画を見て食事をするデートのことです。いつものように、教材ビデオのキャプチャー画像と3つのキーフレーズをご紹介します。このエピソードの撮影は2011年の初冬ぐらいです。
今週の3つの大切な表現
その1 ~を見るのはどう?
カミーユ(Camille)とアントワーヌ(Antoine)は映画館の前で何を見ようか検討しています。とても寒そうです。
アントワーヌは「«Polisse»(ポリス)を見ない?」と言います。
カミーユは「タンタンはどうか?」と言います。
いつもやさしいアントワーヌがいや、«Polisse»にしよう、と断言します。
タンタンを知らない人はこちらへ⇒タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(仏語版)の予告編。
その2 感動したけど、映画としては重い
映画を見終わって出てきたところ。アントワーヌに感想を聞かれて、カミーユが
「うん、感動したわ。でも映画としては重くないかしら?」
そのあとカミーユは「おなかがすいた」と言います。この流れ、この教材によくあります。二人は外食が多いような気がするのですが、こんなものでしょうか?
このあたりは古い町並みです。パリで一番古い舗道にいます。カミーユは「ここでは敷石さえ見ればよい」と言います。古い店もいろいろあるのですが。
ある店に入り、メニューを見ます。
その3 何をたのもうかな?
「さて、私は何をオーダーしようか。子どものころの思い出もあるし、ニース風サラダにするわ。」
実はカミーユは南仏のニース出身なのです。ふるさとの郷土料理を頼みました。
運ばれてきたニース風サラダはこれです。
1.Ah ouais, ça peut être bien. Tu veux pas aller voir «Tintin» ?
2.Ouais, c’était…c’était émouvant euh…Ah, c’est dur comme film, quand même, non ?
3.Alors, je vais prendre euh…Pour me rappeler mes souvenirs d’enfance, je vais prendre une salade niçoise.
おなかがぺこぺこ~おもしろい表現
今回、キーフレーズ以外でちょっとおもしろい表現がありました。
J’ai les crocs.
私はクロックスを持っている?え?クロックスってあのゴムのような靴?
違います。croc は「(ものを吊るす)鈎、フック:肉食獣の牙」
J’ai les crocs. は「私はとてもおなかがすいている」
プチロワにも avoir les crocs (話)ひじょうにおなかがすいている
とありました。おなかがすきすぎて、人間なのに、肉食獣の牙を持ってる感じなのでしょうか?
日本人は「おなかがぺこぺこ」ですが、フランス人は「おなかが牙」なんですね。国民性の違いを感じます。
映画 ポリス «Polisse»
パリで未成年関係の事件を扱う課の刑事の仕事と日常をシリアスに映しだした映画。カンヌ映画祭などで話題になりました。
。タンタンとは全く逆のタイプの映画です。
予告編でちょっと雰囲気を見てください。
2分36秒
フランス語、聞き取れないな~(笑)
※第1話~24話まではこちらからどうぞ⇒「虎と小鳥のフランス日記」vol.1 第1話~第25話
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