昭和のペンギンが、平成21年にフランス語開始。インターネットがあるから家でも勉強できるよ。あなたも一緒にどうですか?

menu

フランス語の扉を開こう~ペンギンと

ジャック・ドゥミって知ってる?

靴

「虎と小鳥のフランス日記」第111話で少しだけ登場したジャック・ドゥミ展にちなんで、ドゥミ監督をご紹介します。

こちらは第111話よりシネマ・フランセーズという映画館。

シネマテーク・フランセーズ

この展覧会はジャック・ドゥミ回顧展とも言えそうです。展覧会の予告篇がありましたのでごらんください。
ドゥミ監督の映画が入り乱れて出てきます。
1分50秒

Le Monde enchanté de Jacques Demy – Bande-annonce de l’exposition (version longue) from La Cinémathèque française on Vimeo.

ジャック・ドゥミ(1931-1990)はフランスはブルターニュ地方の港町ナント(現在はペイ・ド・ラ・ロワール地域圏)育ち。

World of Jacques Demy [DVD] [Import]
※アマゾンの画像
これは同じく映画監督である奥さんのアニエス・ヴァルダが彼の死後作った、監督のキャリアをたどったドキュメンタリーです。
英語版のようです。

4歳のときにすでに人形劇をやり、9歳で映写機を使ったちょっとした映画をとっていたそうです。神童ですね。

14歳からこの道へ。

彼はヌーヴェル・ヴァーグの監督の中ではもっとも親しみやすい作品を作った人、と言われています。

ドゥミ監督の映画の特徴を三つあげるとすれば
・港町
・美しい音楽(ミシェル・ルグラン担当)
・美しい女優

ということになりますでしょうか。

彼の映画には、60年代のフランス映画の楽しさがぎゅっとつまっています。

ドゥミ監督は、映画の色やデザインにこだわりがあります。だからビジュアルがとても素敵なんですね。

きょうは彼の3つの代表作(すべてミュージカル)+私が見たことのない2つ+おまけを簡単に紹介します。上に貼った動画にも出てきますよ。いずれも画像はアマゾンのものです。

Lola(ローラ)1960 アヌーク・エーメ主演
ドゥミ監督の原点のような映画ですが、フィルムが焼けて、長らく見ることができませんでした。

最近、技術を駆使して試写版からデジタル修復完全版というものができ、日本でも今年のフランス映画祭で上映されました。

舞台は港町のナント。アヌーク・エーメは初恋の人を7年待ち続けるけなげなシンママのダンサーとのこと。

La Baie des Anges (天使の入り江)1963 ジャンヌ・モロー主演

日本未公開のようですが、ルーレットをする彼女がかっこいいので、ちょっと書いておきます。テーマは恋とギャンブルのようです。

ドゥミ監督は運命のいたずらをよくテーマにしていますね。

Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)1964

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

言わずとしれた彼の代表作。カトリーヌ・ドヌーヴ主演。舞台は傘が名物の港町シェルブール。

ストーリーはよく知られていますが、すごく簡単に書くと、主人公のドヌーブは恋人が戦争に行ってるあいだに別の人と結婚。そのとき、恋人の子どもを妊娠しています。

中をど~んとはしょって、最後に偶然、恋人がやっているガソリンスタンドに子どもをつれたドヌーブが給油に立ち寄り、短い言葉をかわして別れるというもの。

恋人は2年の兵役(アルジェリア戦争)をつとめに行ったのですが、ドヌーブは半年もたたないうちに違う人と結婚してしまいます。ローラが7年待っていたのとはえらい違いです。

この映画はミュージカルですが、ハリウッドのミュージカルとはやはりちょっと違うんですよね。

おしゃれな感じとでも言いましょうか。ミシェル・ルグランの音楽も大ヒットしました。

カンヌ映画祭でパルム・ドール賞を獲得。

実はこのときトリュフォー監督もカンヌ映画祭のコンペに出品していました。それはドヌーヴの実の姉のフランソワーズ・ドルレアック主演の「柔らかい肌」という地味で暗い映画。ドゥミ監督に負けました。

Les Demoiselles de Rochefort(ロシュフォールの恋人たち)1967

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

傘の映画で成功したドゥミ監督が勢いにのって作ったすれ違いもののミュージカル映画。といっても明るいお話です。

主演はカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック。

ミュージカルといえど、みんながきっちり揃って踊らないのがフランス流でしょうか。

衣装、小道具、背景の港町、すべてがカラフルでとてもおしゃれな映画です。

この映画に関しては、以前「ロシュフォールの恋人たち」を「虎と小鳥」のカミーユが弾き語りするエピソードのときに記事をたくさん書きました。リンクを貼っておきます。

『双子姉妹の歌(ロシュフォールの恋人たちより)』~「虎と小鳥のフランス日記」第53話 その1

『双子姉妹の歌(ロシュフォールの恋人たちより)』~「虎と小鳥のフランス日記」第53話 その2

『双子姉妹の歌(ロシュフォールの恋人たちより)』~「虎と小鳥のフランス日記」第53話 その3

『双子姉妹の歌(ロシュフォールの恋人たちより)』~「虎と小鳥のフランス日記」第53話 その4(終)

第52話 レ・アールの図書館

「ロシュフォールの恋人たち」メイキング アメブロ

双子姉妹のママをご紹介します アメブロ

Peau d’Âne(ロバと王女)1970

ロバと王女 デジタルニューマスター版 [レンタル落ち]

カトリーヌ・ドヌーヴ主演。

ペローの「ロバの皮」が原作のミュージカル。ここでもドヌーブが圧倒的な美しさをもって主役です。

青の国に宝石を産むロバがいます。そこのお妃さまが亡くなります。お妃さまはご主人(国王)に私より美しい人と結婚してください、と遺言。

それで、美しい人を探すのですが、なかなかいなくて、結局お妃さまの娘が美しいということになり、父親が娘に求婚(!)

実はドヌーブ演じるお姫様は父親を好きだったのですが(たぶん親子として)、結婚はできないので、ロバの皮をかぶって赤の国に逃亡します。

美しすぎるって罪ですね。

変なストーリーですが、これまたカラフルできれいなメルヘンです。ルグランの音楽ももちろんいいです。

お父さんの国王はジャン・マレー。ドゥミ監督はコクトーに影響を受けているので、コクトーの「美女と野獣」へのオマージュでもあります。

このほかに、1978年に日本のマンガ「ベルサイユのバラ」が原作の映画 Lady Oscar(ベルサイユのバラ)も作っています。

70年代は、いろんな企画がうまく行かなかったので、こんな映画(と言うのもなんですが)を作ったのでしょう。

こちらはドゥミ監督の奥さんのアニエス・ヴァルダのお嬢さんが展覧会について語っている動画です。
5分38秒
ちょっと長いのは、あいまに「シェルブールの雨傘」のシーンがはさまっているから。


Visite Guidée : "Le monde enchanté de Jacques…

「シェルブールの雨傘」は歌がゆっくりのミュージカルだから、聞き取りやすいかもしれません。

ドゥミ監督の映画はカトリーヌ・ドヌーヴファンなら見逃せません。きれいでおしゃれな時期のドヌーブがいっぱい見られますから。

最後に「ロシュフォールの恋人たち」や「シェルブールの雨傘」が好きな人必携のような本(写真集)を紹介します。

パリから向かうフランス映画の港町 ジャック・ドゥミとヌーヴェル・ヴァーグの故郷を訪ねて シェルブールから、ロシュフォールまで

★熱いレビューが入っています⇒パリから向かうフランス映画の港町 ジャック・ドゥミとヌーヴェル・ヴァーグの故郷を訪ねて シェルブールから、ロシュフォールまで



  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね☆

◆お気に入り登録は Ctrl+D

◆ツイターで更新情報、フランス語の表現などつぶやいてます。
◆つぶやきのログはこちら ⇒pen(@mlle_pen) - Twilog
◆Feedlyでフィードをとって読むと何かと便利↓↓penも愛用中
follow us in feedly

逆アクセスランキング☆彡

毎月1日にリセットします
どなたもふるってご参加を!
2以上のアクセスから参加できます(^O^)/
アクセスランキング

アーカイブ

このブログの運営者

運営者こんにちは。フランス語愛好家のpenと申します。 フランス語を自宅で学習して正味3年8ヶ月です。おもにインターネットの講座とラジオ講座(ストリーミング放送)を利用してます。学習するにつれて自分の世界がどんどん広がってきました。
このブログには日々の学習や、フランス語について書いています。コツコツ謙虚に学んでいきたいです。もう少し詳しい自己紹介はこちら⇒penはこんな人
プライバシーポリシー・免責事項・著作権

お問い合わせはこちら

お問い合わせはこちらからどうぞ
封筒
⇒お問い合わせフォームへ

お気軽に^^