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フランソワ・トリュフォー 没後30年記念イベント2つ

フランソワ・トリュフォー François Truffaut(1932年2月6日~1984年10月21日)、没後30年の記念イベントが、現在、東京とパリで行われています。

トリュフォー監督は、フランスの著名な映画監督。ヌーヴェル・ヴァーグの代表的監督の1人です。

★きょうのメニュー
ヌーヴェル・ヴァーグ
没後30年フランソワ・トリュフォー映画祭@東京
フランソワ・トリュフォー展@パリ



ヌーヴェル・ヴァーグ(nouvelle vague)とは

nouvelle その単語の意味

nouvelle は新しい
vague は 波

nouvelle という形容詞はよく使われる単語のせいか、学習者にとってはふつうの形容詞より、変化球があり注意が必要ですね。

まず 男性形が nouveau
男性形の複数が nouveaux と最後にXをつける形。

母音(と無音のH)で始まる男性単数の名詞の前には、
nouvel という形になってつきます。

一般に名詞の前につく形容詞です。

●最新の、初めての
mode nouvelle ニューモード

mot nouveau  新語

fait nouveau  新事実

pomme de terre nouvelles  新ジャガ

art nouveau  アール・ヌーヴォー

●新規の、新たな、別の、成りたての、新しいタイプの
nouvel an 新年

nouvelle édition  新版

nouveau professeur  新任の先生

nouvelle vague 新しい波、青年層、若い世代、ヌーヴェル・ヴァーグ

Nouveau Monde 新世界=アメリカ大陸

La Nouvelle Vague ヌーヴェル・ヴァーグ

ヌーヴェル・ヴァーグは英語で言えばニュー・ウエーブです。

大文字で固有名詞として書くと、芸術などにおける新しいスタイルや、世代を表し、フランスでは特に、1958年ごろからフランス映画界に登場した、若い映画監督とその作品や活動、また小説などをさします。

撮影経験ゼロの人たちが、いきなりカメラを持って、映画を作り始めたのです。

それまでは、映画製作の現場で撮影助手などをやって映画作りを覚えて監督へ、というのが普通だったのですが、そういうのは無視ということ。

経験ゼロとはいっても多くは『カイエ・デュ・シネマ』(Les Cahiers du cinéma)という映画の批評誌に執筆していた人でしたから、映画が好きでたくさん見ていた、というところは一般人とは違います。

ヌーヴェル・ヴァーグの映画はの特徴は、即興的な演出、街角でのロケの多用、音声の同時録音など。街角でロケをするのは自然な光のもとで撮影するためです。

硬直していた(とトリュフォーは言う)映画界に、新風を吹き込んだわけです。

この「新しい波」の監督は何人かいるのですが、一番有名なのが、今回ご紹介しているトリュフォーとジャン・リュック・ゴダールです。

2人は最初は同胞というか、仲がよかったのですが、途中で決裂しました。

その友情と決裂をテーマにしたドキュメンタリー映画、Deux de la Vague(ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ)の予告編です。

ヌーヴェル・ヴァーグや、当時の雰囲気がわかると思います。
英語字幕つき

フランス市場むけの予告編(字幕なし)より、こちらのほうが、2人のインタビューがたくさん出ているので、選びました。

ちなみに小柄な方がトリュフォーです。

2人が決裂した理由は、簡単に言うと、1968年の5月革命以後、ゴダールは商業映画を否定し、映画で政治的なメッセージを発信。一方、トリュフォーは、より人々に楽しんでもらえる映画をつくる職人への道へ向かったからです。

ヌーヴェル・ヴァーグについてはこちらにも書いています。
ヌーヴェル・ヴァーグ~「虎と小鳥のフランス日記」第114話

没後30年フランソワ・トリュフォー映画祭

トリュフォーのおいたち

トリュフォーのお母さんは18歳のシングルマザー。その後、彼の父親でない人と結婚しますが、二人は金銭的に余裕がなく、また子どもに対する愛情もありませんでした。

トリュフォーは里子に出されたり、戻されたり、叔母や、祖父母のところを行ったり来たりする生活。

幼いときに、安定した居場所を持っていませんでした。

学校は嫌いで、不良少年となり、鑑別書に入ったり、職を転々とします。ただし、読書と映画はマニアックなほど大好き。

16歳のとき、映画評論家のアンドレ・バザンと出会い、『カイエ・デュ・シネマ』に批評を書くようになり、やがて自分でも映画を撮り始め、映画監督に。

没後30年フランソワ・トリュフォー映画祭

現在、没後30年を記念して、東京の角川シネマ有楽町で、トリュフォーの全23作品を上映しています。

予告編

日程は10月11日(土) ー 10月31日(金)
詳しくは公式サイトでどうぞ⇒「没後30年 フランソワ・トリュフォー映画祭」

サイトではチラシPDFがダウンロードできます。



L’événement François Truffaut(フランソワ・トリュフォー展)

パリではフランソワ・トリュフォー展が、パリのシネマテーク・フランセーズで始まりました。期間は10月8日から2015年1月25日まで。

展示会の予告編

映画の上映はもちろん、彼に関するいろいろな資料が展示されています。

詳しくはシネマテークフランセーズのサイトでどうぞ⇒Groupes – La Cinémathèque française

トリュフォー関連記事もどうぞ:
ヌーヴェルヴァーグの代表作、大人は判ってくれない:フランス映画の予告編

トリュフォー監督のお世話になることを決意~入門日記第7回

トリュフォー監督の処女作は『ある訪問』~入門日記第8回

トリュフォー監督の Les mistons(あこがれ)のmistonとは?~入門日記第9回

続・トリュフォー監督の Les mistons(あこがれ)のmistonとは?~入門日記第10回

冠詞にも前置詞にも見えるdeの話~入門日記第11回 Une histoire d’eau 1958  『水の物語』 ゴダールと共作

「大人は判ってくれない」の原題知ってる?~入門日記第12回

「銃を打つ」という単語を覚えた日~第14回Tirez sur la pianiste 1960 『ピアニストを撃て』 映画の話はいっさい書いてません。

カトリーヌ・ドヌーブ主演『シェルブールの雨傘』のテーマの訳詞  La Sirène du Mississipi 1969 『暗くなるまでこの恋を』の予告編あり。

リュクサンブール公園・その2~「虎と小鳥のフランス日記」第15話 『大人は判ってくれない』のマリオネットのシーンあり。

突然炎のごとく~入門日記第23回

アントワーヌとコレット~入門日記第25回

彼は10月21日が命日だから、この時期にイベントがあるのでしょうね。

東京の3週間の映画上映、フリーパスは15000円です。安いのか高いのか?時間があって、通える人にはお得でしょうね。






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コメント

    • hiro
    • 2014年 10月 12日

    アメブロ経由でおじゃましました
    m(_ _)m

    また、おじゃまします。

    TSUTAYAさんのDVD、借りっ放しで観られず、延滞料を払って返却することの繰り返しf^_^;

    そんな未熟者には、トリュフォー¥15000は至難の技です(≧∇≦)

    楽しい日曜日を

    m(_ _)m

      • フランス語愛好家
      • 2014年 10月 12日

      hiroさん、こんにちは。
      こちらまでお越しいただき、ありがとうございました。

      なるほど、それはもう購入したほうが
      いいかもしれませんね。

      没後30年を記念して
      『大人は判ってくれない』『突然炎のごとく』『終電車』は
      Blu-rayのDVDが新しく出たようです。

      1枚4800円ですけど。

      コメントありがとうございます(・∀・)

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