NHKのラジオ講座、藤田先生の初級編、『百合のFranceウォッチング』第72課の受講メモです。
最終回ですね。
この日のスキットは百合のモノローグ。
電車の中で、この二ヶ月半のフランス滞在について思いをはせています。
フランスと日本についていろいろ学んだわ。
いつか、日本とフランスの架け橋になるような仕事がしたい・・・
ベタですけど、まあそういうふうになりますかね?
きょうのメニュー
それでは復習行ってみよう!
接続法現在
J’aimerais bien trouver un travail qui me permette de faire le lien entre les deux pays.
私は2つの国の架け橋になるような仕事を見つけたい。
長いですけど、なにかの架け橋になりたい人は、丸暗記しておくとよさそうです。
この permette が接続法現在。
接続法は52課ででてきました。
そのときのキーフレーズ:
Il faut absolument que tu le voies.
きみは絶対にそれを見るべきだよ。
番組では、とりあえず「こういうときは接続法と覚えてしまいましょう」、と言われてました。
3つだけ書いておきます。
1. 意欲や期待をあらわす動詞のあと
Je cherche un ami qui parte avec moi.
私と一緒に出かける人を探しています。
前に杉山先生の講座で、「探しているときはまだそれが本当にあるのかどうかわからないから、事実ではなく、接続法」、という説明を聞きました。
2.最上級
C’est le meilleur hôtel que je connaisse.
それは私が知っている一番いいホテルです。
3.譲歩(じょうほ)を表す表現
譲歩というのは、譲ること。
いったん、自分が後ろに下がります。
つまり、「そうね、あなた正しいかもしれないけどね、でもこれはやっぱりこうでしょ」
あるいは「たとえ、そうだとしてもさ、私はこう思うんだよね」
の前の部分。
ゆずってるところは、事実としては語っていない、ということでしょうか。
Bien qu’il ait beaucoup d’argent, il n’est pas heureux.
彼は金持ちなのに、幸せではないのだ。
接続法って、「接続法」という名前が難しげだから、人気がないのかもしれないです。まるで、何かと何かをくっつける方法みたいじゃないですか?
水道の配管工事みたいな。
接続法については、以下の記事も参照してください。
⇒「まいにちフランス語」45:L67 接続法現在 その1
⇒「まいにちフランス語」46:L68 接続法現在 その2
⇒L52 フランスの学校の問題~映画「パリ20区、僕達のクラス」
⇒ビストロ・ヴィヴィエンヌでお茶をする~「虎と小鳥のフランス日記」第24話 カミーユの話す接続法過去の表現
★法についてはこちらに詳しく書いています。
⇒法については以前こちらに書きました。
⇒「まいにちフランス語」13:初級編L35~動詞prendreと命令法
ポーズカフェ~ポーズカフェ~ポールとピエール
最終回なので番組の裏話が日本語で語られました。
ポールとピエール
●藤田先生がある回で、ピエールと言うべきところを、ずっとポールと言っていた。
リスナーから指摘があったそうです。
私、全然気づいていませんでした。
番組のディレクターも気づいてなかったってことですよね。
同じPで似てますし。
ともに聖人の名前で、Paul がパウロ、Pierre がペテロです。
ピエールとポールはフランス人のよくある名前の代名詞とのこと。
Paul, Pièrre et Jacques(ポール、ピエール、そしてジャック)で「誰も彼も、みんな、ふつうの人々」という意味の熟語
Ce n’est pas une chose à raconter à Paul, Pièrre et Jacques.
それは誰にでも話していいようなことではありません。
ちなみに、英語だと Tom, Dick and Harry です。
一応例文
Mary’s sending out very few invitations. She doesn’t want every Tom, Dick, and Harry turning up
マリーはごくわずかな人だけ招待している。
誰でも来てほしいというわけではない。
「おいしい」という単語がいっぱい
●シルヴィ先生は「おいしい」という表現をあげたとき、フランス語は食にこだわる言語だと再認識した。
つまり、「おいしい」という意味の単語がたくさんあるからですね。
délicieux, exquis,excellent,succulent,fameux etc
日本語だと、「おいしい」、「うまい」、ぐらいしかないでしょうか?でも同じ単語を使っていても、言い方を変えて、おいしさの度合いを表しますよね。
それに「これはムチムチしておいしい」とか、「コリコリしてる」とか、擬態語との合わせ技もあります。
★関連記事もどうぞ★
フランスで人気の女の子の名前⇒その7~女の子の名前
フランスで人気の男の子の名前⇒その8~男の子の名前
★第50課以降の記事の目次はこちらです。
⇒『百合のFranceウォッチング』~目次 その3(L50~72)
最後にスキットの出演者から挨拶がありましたが、なんとみんな日本語をペラペラとしゃべっておりました。ポーズカフェもそうだったのですが。
昔の講座は、ネイティブ講師はその言語のみをしゃべる、という形ではなかったかと思います。フランス語の講座はそんなに聞いていないので、英語の講座の話ですが。今は時代が違うんですかね?
さて、この受講メモもきょうが最後です。
半年間、完走された方、おめでとうございます。
長らくおつきあいありがとうございました。
途中からですが最終回まで聞いたのは初めてだったのでちょっと感激でした。
百合の声の人が知りたかったので最後に日本語でしゃべってくれてちょっと嬉しかったです。サイトに小さな写真が載っていたような気がしますが何故か顔が黒木メイサに変換されてしいます。
応用編はお聞きになっていましたか?私はただ流していただけですが
手島さん(男性)役の人の声がとても素敵だったのでこちらも出てくるか期待していましたが触れられませんでした。あんな素敵な声で日本語とフランス語を交互に話されたら惚れてしまいそうです。
applemintさん、こんにちは。
完走、おめでとうございます。
百合の人、きれいな声ですよね。
応用編、一応聞きました。学習はしてないんですけど。
なかなかいい講座だと思います。
これは、7月から再放送されますね。
矢島さんの声の人は、久松先生の講座のスキットにも登場していましたよ。