フレア・ジーンズ

ファッション

クララ・ルチアーニのアイドル:カトリーヌ・ドヌーヴからジェーン・バーキンまで。

歌手のクララ・ルチアーニが、自身のイコン(icône 崇拝の対象、転じてあこがれの的、すごく好きなもの)を語っている、3分の動画を紹介します。

製作はヴォーグ・パリ。タイトルは英語で Clara Luciani reveals her icons, from Catherine Deneuve to Jane Birkin(クララ・ルチアーニが自身のイコンを語る、カトリーヌ・ドヌーヴからジェーン・バーキンまで)

クララ・ルチアーニが好きなもの

3分27秒、フランス語の字幕あり。

トランスクリプション

Hello, Vogue Paris !

C’est Clara Luciani et je vais vous parler de mes icônes.

L’ICÔNE DE VOTRE ENFRANCE ?

Sans l’ombre d’un doute, Catherine Deneuve.

Je suis toujours une très grande fan des Parapluies de Cherbourg et des Demoiselles de Rochefort.

Et donc, c’était mon obsession.

Je la dessinais, pour tout vous dire.

VOTRE MENTOR ICONIQUE ?

Je dirais Nick Cave.

Je le trouve toujours d’une élégance folle et puis c’est un très grand musicien.

VOTRE ICONIQUE DE STYLE ?

Françoise Hardy.

À bien regarder sa carrière, elle n’a jamais eu de faute de goût.

Ça, ce n’est pas donné à tout le monde.

Ce que je lui pique, entre guillemets, c’est essayer de porter des choses intemporelles.

UN VÊTEMENT ICONIQUE ?

Peut-être le jean flare de Jane Birkin.

UN ACCESSOIRE ICONIQUE ?

L’espèce de foulard cravate que Patti Smith porte sur l’album Horses et qu’elle porte comme ça, comme des bretelles.

UN COSTUME DE SCÈNE ICONIQUE ?

Le costume, peut-être, de Klaus Nomi, quelque chose de très théâtral.

UN CRÉATEUR ICONIQUE ?

Alessandro Michele, mon favori de tous les temps !

Je suis très attachée à sa vision de la mode et à quel point il a toujours une référence au passé, mais avec une audace folle.

Et puis, les campagnes Gucci en général, le fait qu’il se permette tant de diversité, ça fait un bien fou, je trouve, à la mode.

UN VOIX ICONIQUE ?

Peut-être Yves Montand, qui était le chanteur favori de mon grand-père et qui a quand même réussi à séduire Marilyn Monroe.

UN CLIP DE MUSIQUE ICONIQUE ?

Madonna peut-être, pour Music.

Je me rappelle qu’on est allés s’acheter des jeans patte d’eph et des accessoires de cow-boy juste après.

UN ALBUM ICONIQUE ?

L’Homme à la tête de chou de Gainsbourg, mais aussi peut-être tous les albums de Gainsbourg.

Trop dur de choisir !

Je me souviens qu’on avait acheté des vinyles à un vide-grenier, avec mon papa, dont celui-ci.

Et c’était une immense découverte pour moi, autant sur le point de vue musical que le point de vue des paroles.

Elles sont toujours extraordinaires.

UN CONCERT ICONIQUE ?

Mon tout premier concert, je pense.

J’avais 15 ans, je suis allée voir Iggy Pop.

Je ne sais pas si ce concert-là d’Iggy Pop était particulièrement plus iconique que les autres concerts d’Iggy Pop, mais en tout cas, c’était incroyable de se prendre cette claque-là si jeune !

UN COURANT MUSICAL ICONIQUE ?

Le yéyé.

Un temps passé que je n’ai pas connu et dont je me retrouve parfois à me sentir mélancolique, nostalgique.

UN ACTEUR ICONIQUE ?

James Dean.

Cette façon de porter presque systématiquement le T-shirt blanc et le blue-jean, c’est parfait !

On parlait tout à l’heure d’intemporalité, je pense que c’est un bon combo qui vieillit très bien.

UN LIEU DE PARIS ICONIQUE ?

La place avec la statue de Dalida, à Montmartre.

J’aime bien le fait que le métal soit tout oxydé sur ses seins parce que, apparemment, ça porte bonheur de toucher un de ses seins et de faire un vœu.

Mais là, je ne crois pas que ce soit très Covid-friendly de toucher les seins de Dalida.

Merci beaucoup, Vogue Paris !

Et n’oubliez pas de vous abonner à la chaîne YouTube !

クララ・ルチアーニのアイドル・和訳

こんにちは。ヴォーグ・パリ。

クララ・ルチアーニです。私の大好きなものについてお話しします。

■フランスのイコン

間違いなく、カトリーヌ・ドヌーヴです。

ずっと『シェルブールの雨傘』や、『ロシュフォールの恋人たち』の大ファンでした。

ものすごく好きなんです。

実を言うと、彼女の絵を描いていました。

■メンター

ニック・ケイヴですね。

とてもエレガントで、すばらしいミュージシャンだと思います。

■スタイル

フランソワーズ・アルディです。

彼女のキャリアを通じて、趣味の悪いところがひとつもありません。

それって、誰にでもできることじゃないです。

彼女から盗むことは、時代に左右されないものを身につけることですね。

■衣服

ジェーン・バーキンのフレアジーンズかな。

■アクセサリー

パティ・スミスが、アルバム『ホーセス(Horses)』で身につけているタイスカーフみたいなもの。パティは、それをこんなふうに、つり革みたいに、着ています。

■舞台衣装

クラウス・ノミの衣装ですかね。とても芝居がかったものです。

■デザイナー

アレッサンドロ・ミケーレです。ずっとお気に入りなんです。

彼のファッションに対する考え方や、過去のスタイルを取り入れつつも、クレイジーな大胆さがあるところが、すごく好きです。

それに、グッチのキャンペーン全般も好きです。彼が、こんなにも多様性を追求しているところは、ファッションにとって、とてもよいことだと思います。

■声

イヴ・モンタンでしょうか。私の祖父が好きだった歌手だし、マリリン・モンローを口説き落としたし。

■ミュージックビデオ

マドンナの『ミュージック』です。

見てすぐに、ベルボトムのジーンズやカウボーイのアクセサリーを買いに行ったことを覚えています。

■アルバム

ゲンズブールの『くたばれキャベツ野郎(L’Homme à tête de chou)』。というか、ゲンズブールのアルバム全部かな。

選びきれません。

父とガレージセールでレコードを買ったことを覚えていますが、このアルバムもその1枚なんです。

私にとっては大発見でした。音楽的にみても、歌詞も。

どれも、いつだって並外れています。

■コンサート

初めて行ったコンサートですね。

15歳のとき、イギー・ポップを見に行きました。

そのコンサートが、ほかのイギー・ポップのコンサートより、特にすごかったのかどうかはわからないけれど。いずれにしろ、そんなに若いときに、あの衝撃を受けたのは、信じられないようなできごとでしたね。

■音楽のトレンド

イエイエです。

私の知らない時代だけど、物憂げな気分やノスタルジーを感じることがあります。

■俳優

ジェームス・ディーン。

いつも白いTシャツとブルージーンズ姿で、完璧です。

先ほど、時代を超越している話をしましたが、(白いTシャツとブルージンズは)とてもいい感じで古くなるいい組み合わせだと思います。

■パリの場所

ダリダの像がある広場です。モンマルトルの。

像の胸の金属が、酸化していくところが好きですね。胸をさわりながら、願い事をすると、願いが叶うと言われているから。

でも今、ダリダ像の胸をさわるのは、Covidにはよくないですよね。

ヴォーグ・パリ、どうもありがとうございました。

YouTubeのチャンネル登録をお忘れなく。

単語メモ

sans l’ombre d’un doute 疑いの陰なく ⇒ 疑いなく

piquer (話)取る、捕らえる、盗む

une bretelle  負い革、つり革、ストラップ

pattes d’eph = pattes d’éléphant  直訳:ゾウの足 ベルボトム、フレアジーンズ

ゲンズブールのアルバムを、クララは、L’Homme à la tête de chou と言っていますが、正しいタイトルは、L’Homme à tête de chou です。

une claque  平手打ち、びんた

mélancolique  憂鬱な、気を滅入らせる

systématiquement  一貫して、断固として

une intemporalité  非時間性、永遠性

クララ・ルチアーニは、1992年生まれですが、ドヌーブ、アルディ、ニック・ケイヴ、ジェーン・バーキンなど、古くから活躍しているアーティストが好きなんですね。

intemporalité なものに魅力を感じるのでしょう。

クララ・ルチアーニのプロフィールはこちら⇒Les Fleurs (花々):クララ・ルチアーニ(歌と訳詞)

■関連記事もどうぞ

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ジェーン・バーキンの『無造作紳士』(アクアボニスト)歌と訳詞

『枯葉』Les Feuilles mortes イブ・モンタン~歌と訳詞

*****

ヴォーグ・パリの動画をお届けしました。

ヴォーグの動画は、字幕が入っているものが多いので、ファッションが好きな人にはおすすめの勉強素材です。






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