フランス語の数字を少しずつ学習しています。今回は序数の3回めです。
序数は「~番目の」と、ものの順番を数える数字です。
序数の使い方については初回の記事をどうぞ⇒序数(1)~フランス語の数字【第42回】
形は基数+ième です。
☆プチ復習:1番目から10番目
premier/première, deuxième, troisième, quatrième, cinquième, sixième, septième, huitième, neuvième, dixième
11番目~22番目
11 onze onzième
12 douze douzième
13 treize treizième
14 quatorze quatorzième
15 quinze quinzième
16 seize seizième
17 dix-sept dix-septième
18 dix-huit dix-huitième
19 dix-neuf dix-neuvième
20 vingt vingtième
21 vingt et un vingt et unième
22 vingt deux vingt-deuxième
◆11,12,13,14,15,16 の基数はEで終わっているので、このEをとって+ième
◆21 は vingt et unième (ヴァンテ ユニエーム)
◆〇〇世紀について
世紀を表す数字はローマ数字を使うのが正式ですが、略式としてアラビア数字もよく使われています。
21世紀に au XXIe [vingt et unième]siècle
19世紀初めに/末に au début[à la fin]du XIXe
20世紀に au XXe siècle = au 20e siècle
14世紀半ばに au milieu du XIVe siècle
使用例
les ouvriers de la onzième heure
(聖書)最後のときにやってきて、最初から働いている人と同じ賃金をもらう労働者。真の信仰にはいれば、恵みは入信の順には関係ないことを示しています。転じて、仕事の終わる頃に手伝いに来る人。
Décembre est le douzième mois de l’année.
12月は1年の12番めの月です。
faire le quatorizième à table
不吉な数字13を避けるために、14人目の客として、(食事に)招待される
seizième arrondissement
パリの16区。ここは高級住宅地として知られています。
関連⇒パリの20の行政区~第3回~らせんの秘密
le dix-huitième siècle 18世紀
la dix=neuvième année 19年目
mon 21e anniversaire = l’anniversaire de mes 21 ans 私の21歳の誕生日
発音確認用動画
この続きはこちらから⇒序数(4)~フランス語の数字【第45回】
☆数字の記事のまとめです。
数字の記事のまとめ その1 0から18まで
Boum Boum Boum Mika
seizième が歌詞に出てくる曲をご紹介します。Mika(ミーカ)の、Boum Boum Boumという曲です。
boum ブン(ブム)は、擬音で、どん、とか、バンという意味です。この曲では、バンバンとピストルを撃つ音と、会話で「セックスする」という意味があります。歌詞の中で、on fait boum boum boum と出てくるところはその意味です。
また、名詞で、boum は若者たちのダンスパーティの意味。昔、ソフィー・マルソーが出た La boum (ラ・ブーム)は、こちらの意味です。
序数が出てくる箇所は2箇所
Dans les ascenceurs des hôtels
On sait monter au septième ciel
ホテルのエレベーターの中で
僕たちは天に昇る気持ちになることができる
septième ciel は「有頂天になる」「ものすごくうれしい」という意味です。ここは、性的な意味です。さらに、エレベーターは昇降するものですから、「昇る」にもかけていると思います。
septième ciel という表現については前回の記事を参照してください。
⇒序数(2)~フランス語の数字【第43回】
Et tous les bourgeois du seizième
Se demandent pourquoi je t’aime
16j区の強盗たちはみんな
なぜ僕がきみを愛しているのか不思議に思う
この箇所はリフレインなので、何度か出てきます。
上に書きましたが、16区は高級住宅が多いので、強盗も多いようですね。
さらに数字は、
Un plus un ça fait toujours deux 1足す1はいつも2
Deux plus deux ça fait tout ce qu’on veut 2足す2は僕たちが求めているもの
それでは、聞き取れるかどうかチェックしてください。
歌詞はこちら⇒MIKA – Boum Boum Boum Lyrics | Genius Lyrics
Mikaはレバノン生まれのイギリスの歌手です。父親がアメリカ人、母親がレバノン人。1歳のときに、パリに移住し、9歳のとき、ロンドンに移住するまで、ここにいたので、フランス語もしゃべります。彼は日本語もうまいですね。
Mikaはミカエル(Michael)のことです。英語読みでは、マイケルです。
この曲はアルバムにはおさめられていなくて、シングルとして発売されました。
☆こちらでミーカの別の曲を紹介しています⇒ミーカ、エル・ム・ディ(Elle me dit)の歌と訳詞。
いかがでしたか?
序数はièmeをつけるだけなので、理解するのは簡単ですね。
初めまして。
突然のコメントで失礼致します。
以前から密かな読者で、勉強させていただいております。
ぴんきーと申します。
過去の記事を読む中で、大好きなアーティストが出てきて一人興奮しました。
私もブログを書いていて、今まさにこの曲のことを書いている途中なのですが、解説がとてもわかりやすいので、勝手ながらこのページをリンクさせていただけませんか?
お手数おかけしますが、お返事お待ちしております。
お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
ぴんきーさま
はじめまして。penです。
コメントありがとうございます。
私のブログは基本リンクフリーなので
ご自由にリンクしてください。
MikaのBoum Boum Boumの歌詞、
きっちり訳しておらず、すみません。
何かのお役にたてばうれしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
pen
お返事をくださりありがとうございます。
早速リンクさせていただきました。
内容のないブログで申し訳ありませんm(_ _)m
これからもこちらで少しずつ勉強していきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
ぴんきーさん、リンクありがとうございました。
記事、拝見しました。
絵、うまいですね。
内容、ありましたけど。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
pen