パリ

ファッション

パリで初のシャネルの回顧展、始まる。

2020年10月1日から、パリのパレ・ガリエラ(Palais Galliera)にて、パリで初めてのシャネルの回顧展が行われています。

回顧展のタイトルは、Gabrielle Chanel: Manifeste de Mode

回顧展、やってますよ~、とシャネル社が告知している1分の動画を紹介します。

Manifeste de mode

1分。フランス語の字幕あり。

トランスクリプション

Gabrielle Chanel fait une synthèse, pour codifier un peu ces tailleurs.

Sa proposition est aux antipodes de la mode des années 50.

C’est une nouvelle élégance qui est fondée sur le confort, la liberté, le naturel. C’est une sorte de manifeste. Imaginez cette robe en mouvement. Ça doit être… C’est une fleur dans le vent, je ne sais pas. C’est aérien, c’est souple.

C’est radical, c’est vraiment radical.

Ces pièces rejoignent l’idée de répondre à un besoin des femmes.

Elle se détourne des codes habituels.

Elle crée quelque chose d’intemporel.

Avec, toujours, cette idée de simplicité, de légèreté.

Et ça, c’est fort, quand même.

Ah, mais c’est fort.

Du début à la fin, de conserver, la même vision, les mêmes principes. Son travail est hors du temps de la mode.

和訳

ガブリエル・シャネルは統合したんです。このようなスーツを体系化するために。

彼女の提案は、50年代のモードとは、正反対です。

それは、新しいエレガンスで、着心地がよく、自由で、自然なことを基調にしていました。

ある種のマニフェストです。

このドレスが動いているところを尊像してください。それはきっと…。それは風の中の花みたいでしょうね。軽やかで柔らかくて。

革新的ね、とてもラジカルです。

ここにある服は、女性の欲求に応えるという考えを反映しています。

従来の体系から離れたのです。

シャネルは、時を越えるものを作り上げました。

ずっと、シンプルさと軽さをもって。

それは本当にすごいことです。

すごいわね。

最初から最後まで、保っていました、同じヴィジョン、同じ原則を。シャネルの仕事は、モードという次元を越えています。

単語メモ

être aux antipodes de … …と正反対である

rejoindre (道が)つながる、通じる

se détourner 方向を変える、それる

intemporel 非時間的な、時を越えた、永劫の

この回顧展は、2020年10月1日から、2021年の3月14日まで、パリ16区にあるパレ・ガリエラにて行われています。

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シャネルを物語る5つの色(前編)

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*******

いま見ると、シャネルの服は、クラシカルな雰囲気がありますが、動画に出てきた人が言っていたように、当時はとても斬新でした。

シャネルが帽子屋を開店したのは、1909年、服を売る店の第1号を出したのは、1913年。

いまから100年前です。

イギリスでヴィクトリア朝が終わってから10年ほどあとのことですから、まだ女性はコルセットをして、重たいペティコートや、やたら裾の長いドレスをずるずると着ていたと思います。

羽がいっぱいついていた帽子もかぶっていたでしょう。

そんな時代に、シャネルは体をしめつけない、シンプルで軽く、スポーティな服を提案しました。

そのデザインは普遍的で、今見ても、ふるびていませんね。

シンプルさは、普遍性につながるのでしょう。

パリ・ガリエラは、ファションを紹介する博物館で、長らく改築をしていましたが、より広く、きれいになって再オープン。改築後、最初に見せているのが、シャネルの回顧展です。






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