シルヴィ・バルタンの«Il y a deux filles en moi» という曲をご紹介します。
直訳は、「私の中には2人の少女がいる」
別に、多重人格ではなく、自信にあふれて楽しい気持ちと、彼の愛が信じられないつらい気持ちが混在しているさまを「2人の少女がいる」と歌っています。
邦題は『恋のプロフィール』というちょっと謎な題名です。
Il y a deux filles en moi 恋のプロフィール
哀愁のある歌です。
それでは訳詞に挑戦!
Il y a deux filles en moi
Celle qui chante la joie
Il y a deux filles en moi
Celle qui pleure tout bas
私の中には2人の女の子がいる
楽しそうに歌っている子
私の中には2人の女の子がいる
小さな声で泣いている子
L’une me dit que tu m´aimes
Mais l´autre ne le croit pas
Pour les deux j´ai de la peine
Il y a deux filles en moi.
1人はあなたが私を好きだと言う
でももう1人はそれを信じていない
2人いるから、私はつらいの
私の中には2人の女の子がいる
1人は、「私はついてる。
私は彼に対する愛でいっぱい
自信を持って」と言う。
彼の帰りを待ちながら、
もう1人はこう言うの
「たぶん、明日かな・・
彼は帰ってこない
家は人気(ひとけ)がなくなって
人生が終わってしまう」
私の中には2人の女の子がいる
楽しそうに歌っている子
私の中には2人の女の子がいる
小さな声で泣いている子
でも2人とも愛は同じなの
2人ともあなただけを愛しているの
でも2人とも愛は同じなの
私の中には2人の女の子がいる
私の中には2人の女の子がいる
歌詞はこちら⇒Sylvie Vartan – Il Y A Deux Filles En Moi Lyrics
単語メモ
bas 低い声で
tant de + 無冠詞名詞 とても多くの
avoir de la peine à ~するのに苦労する
s’arrêter 止まる
Il y a deux filles en moi 別バージョン
シルヴィ・バルタンとフランソワーズ・アルディがデュエットしているバージョンです。。
自信にあふれているほうをバルタンが歌い、疑っているほうをアルディが歌っています。
2人の違いがよくわかり、面白いですね。
関連記事もどうぞ
この曲は1966年、シルヴィ・バルタンの5枚目の同名のタイトルのアルバムに収録されています。
シルヴィ・バルタン
フランス語の数字【第25回】31 – 40 2’35 de bonheur(しあわせの2分35秒)という曲を紹介しています。
フランソワーズ・アルディ
フランソワーズ・アルディのデビュー曲、「男の子と女の子」の訳詞
フランソワーズ・アルディ:1日の最初の幸せ(Le premier bonheur du jour)~歌と訳詞
フランソワーズ・アルディは1944年の1月17日生まれ、シルヴィ・バルタンは同じ年の8月15日生まれで、同じ年です。2人ともデビュー当時はイエイエの歌手として売りだしていました。共にもう71歳です。時のたつのは早いですね。
なんかこの曲、ビリー・バンバンの「さよならをするために」に雰囲気が似ていますね。それでは次回の歌の回をお楽しみに。
この記事へのコメントはありません。