「虎と小鳥のフランス日記}のバックナンバー、今回は65話を学習しました。
前回はリヨン駅でしたが、そこからリヨン行きのTGVに乗車します。
TGV(テージェーヴェー)とはフランス国鉄の超高速列車で、フランスの新幹線のようなものです。«train à grande vitesse»の略です。
★きょうのメニュー
今回は相づちの打ち方の勉強になります。それでは復習行ってみよう。
3つのキーフレーズ
~に都合がよい
車中で、アントワーヌがご婦人にインタビュー。このご婦人は、パリ-カンヌ間のTGVをよく利用するそうです。
アントワーヌ:パリ-カンヌ間ですか。これ(TGV)を便利だと思いますか?
マダム:私はあまり気に入っていませんね・・・。
Canne Paris ? D’accord. Vous trouvez ça pratique ?
Moi ça me convient pas très bien, mais bon…
convenir à 人 ~に都合がよい、~の気に入る
J’irai si cela me convient.
都合がつけば参ります。
trouver ça pratique それを便利だと思う
どのような理由から?
ご婦人との会話の続きです。
A:どういう理由でですか?
M:私はカーペット全般のアレルギーだからです。
Pour quelle raison ?
Parce que je … je suis allergique à tout ce qui est moquette.
Pour quelle raison ? は pourquoi ? より丁寧で、理由を具体的に聞く表現。
être allergique à ~にアレルギーがある
moquette カーペット
それはそうでしょうね
ご婦人はアレルギーのためTGVに乗車するには薬が欠かせません。しかし、乗らないわけにも行かず、しかたないわね~、と訴えます。
それに対して
それはそうでしょうね。
Ça doit être ça, je pense.
Ça doit être ça はよく出てくるあいづち。
「それはそうに違いないです。あなたが正しいです」と、相手に同意を示します。
Tout à fait. と似ています。
前回の記事はこちら⇒パリのリヨン駅~虎と小鳥のフランス日記第64話
iDTGVとは?
今回ビデオに登場したのは、iDTGVの列車です。
iDTGVはインターネット限定で切符の販売が販売されるTGV。2004年にサービスが開始されました。
利用の仕方はこのビデオを見ればわかります。
発話はなく、映像だけで一目瞭然。
iDzenとiDzap
動画を見ればわかるように、iDTGVには、iDzenとiDzapという2種類の車両があります。
iDzenはl’espace de repos(休息のスペース)で、静かに旅をしたい人むけ。アイマスクや、雑誌、DVD(ヘッドホンつき)などが貸し出されます。
iDzapはl’espace des animations et des rencontres (活気と出会いのスペース)で、みんなでトランプをしたり、ビデオゲームをしたりして遊びながら旅ができます。DVDも、わいわい言いながら見るのです。
このZenとZapというネーミング、とてもうまいですね。zapは動詞zapper(チャンネルをすぐ変える、情報をザッピングする)から来た言葉だと思います。これはもと英語です。
ZenとZapのアニメもあります。
4分ありますが、興味のある方はごらん下さい。
四角い顔のキャラ、全然かわいく見えません。
食堂車の無料のパフォーマンス
さらにiDTGVの食堂車では、ときどき無料のパフォーマンス(des animations gratuites)があります。その内容は音楽ライブ、演劇、手品、食品の試食や試飲などさまざまです。
今回の第65話では、若いロックバンドのライブがありました。アーティストたちは、ここでパフォーマンスを提供する代わりに、無料でTGVを利用できます。
若手のアーティストたちを育てる場でもあるのです。無名のアーティストだけでなく、有名な人もたびたびコンサートを開いて話題作りに貢献しています。
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⇒パリのメトロ、バスの切符の買い方~「虎と小鳥のフランス日記」第146話
静かな車両とうるさい車両をわけるのはおもしろいアイデアです。
日本人の場合は、たいていほっといてもみんな静かですよね。騒ぐのは子どもぐらいでしょうか?たまにずーっと話してるおばさんの二人連れとか、母と娘というのがいますけど。
私は乗り物に乗ると、すぐに寝てしまうので、あまり関係ありませんが。
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