今週からしばらく、フランス語の暦に関係のある単語をチェックします。
ずっとフランス語の数字を見てきましたが、ひととおり終わりました。日常生活に出てくる数字(日付、時間、単位つきのものなど)を学習する前に、時や日付とセットで出てくることが多い暦に出てくる言葉を学習したいと思います。
暦の単語、今回は「春」です。
フランス語の「春」
春 le printemps
春に au printemps (au =à le の縮約)
春の printanier, printanière
季節はすべて男性名詞です。
printemps の 語源はラテン語のprimus tempus
primus は「第1の」の男性形
tempus は 時 です。
つまり1番目の時。季節の始まりは「春」というわけです。「プランタン」はデパートの名前にもなっていますね。
フランスでは春は春分(l’équinoxe de printemps)に始まると考えられています。つまり、3月の20日(か21日)に始まり、6月の21日(か22日)に終わります。
☆printemps の発音
printemps の出てくる例文
C’est le printemps. 春だ。青春だな。
Une hirondelle ne fait pas le printemps. 1羽のつばめでは春が来ない⇒一事で万事を計ってはいけない。【ことわざ】
les semailles de printemps 春の種まき
printemps tardif ⇔ printemps précoce
遅まきの春 ⇔ 早春
lieu de printemps éternel 常春の地
nouvelle collection de printemps
春の新作コレクション
le premier vent fort du printemps
春一番
Les bourgeons des arbres s’ouvrent au printemps.
木々は春に芽吹く。
Au printemps, les cerisiers sont en fleur.
春には桜の木々が花をつけます。
Cette année, je voyagerai en Europe au printemps.
今年は春にヨーロッパへ旅行するつもり。
Elle est bien printanière dans cette tenue.
(話)彼女はいかにも春らしい服装だ。
Cette année, le printemps est tardif.
今年は春が遅い。
関連動画:四季の単語 発音確認用
四季は les 4 saisons = les quatre saisons
季節 saison という単語の語源は ラテン語のsatiio この言葉は、種をまく、という意味のserere の派生語です。「種をまく季節」というわけです。
歌:C’est le printemps アンリ・デス
printemps が歌詞に出てくる歌はたくさんあります。今回は、子どもむけの歌を歌っているアンリ・デスのC’est le printempsをご紹介します。
冒頭の歌詞
J’suis content
C’est l’printemps
Aujourd’hui j’ai rien à faire
Quelle aubaine
Turlutaine
Je marche le nez en l’air
うれしいな
春が来た
今日は、何もすることがない
なんという幸運
空気の匂いをかぎながら散歩するよ
※単語メモ
aubaine 思わぬ幸運
Quelle aubaine
これはもうけものだ、なんという幸運だ。
turlutaine 決まり文句、リフレイン
アンリ・デスについてはこちら⇒アンリ・デス:Avec les copains(友だちと一緒に)歌と訳詞
春に関連する記事のプチリンク集
これまで書いた「春」関連の歌や、記事を6ツリンクしておきます。
Le printemps(春)~ミシェル・フュガン:歌と訳詞
この続きはこちら⇒夏(季節の単語)~フランス語の暦(2)
「春を好きだ」という人は昔は多かったと思いますが、昨今は花粉症に悩む人が多く、春の人気がさがっているかもしれませんね。
長い冬が終わり、再生のイメージがある春は、人をポジティブにする季節です。
この記事へのコメントはありません。