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きょうは2013年春夏の靴のトレンド、四回目でこの記事は最後になります。
きょうはグラフィックな靴(La tendance graphique)です。
ここでのgraphique はグラフィックアート arts graphiques のプリントのことです。
この手の柄の洋服の流行に連動しています。参考⇒2013年春夏ファッションのトレンドその2~幾何学模様
では、記事を読んでいきます。
グラフィックな意匠の靴
La tendance graphique
Comme pour les vêtements, la tendance graphique en noir et blanc est en train de s’abattre sur les chaussures de l’été : rayures, imprimés ethniques, losanges… les motifs font honneur à la géométrie. Le noir et blanc s’accorde avec tout et passe partout, aussi bien pour la plage que pour la ville.
グラフィックな靴
洋服と同じように、モノクロのグラフィックな柄の靴の流行は、夏の靴の中で目立ちつつあります。
ストライプ、エスニックな模様、菱型模様など、幾何学模様から取られた模様です。
白と黒はどんなものにもあいますし、海岸でも街でもどこにでも行けます。
Les points forts
Le talon imprimé
Les motifs géométriques
Les formes imposantes : compensées, talons larges, grosses brides…
特徴
柄もののヒール
幾何学模様
堂々とした形:ウエッジヒール、大きなヒール、太いベルト
Les couleurs
Noir、Blanc
色:黒、白
Et si ces 4 tendances ne vous tentent pas plus que ça, il existe des millions de modèles plus jolis les uns que les autres dont les indémodables sandales ethniques, spartiates romaines ou sandales cloutées par exemple qui ne quittent plus les collections d’été depuis des années !
もしこの4つのはやりのタイプにそれほどそそられなかったら、これれ以外にもたくさん素敵な靴があります。たとえば、流行に左右されないエスニックサンダル、革紐で編んだサンダル、鋲をうったサンダルなどです。そういった靴はもう何年も夏場のコレクションに登場しています。
元記事 → Les tendances chaussures printemps-été 2013
単語メモ
s’abattre sur ~に襲いかかる
rayure 縞模様
losange 菱型
faire honneur à qc ~に忠実である、~の評価を高める
imposante 堂々たる imposer の現在分詞より
talon compensée ウエッジヒール
indémodable 古くならない、流行に関係ない
spartiates romaines ローマのスパルタの兵士がはいていたような革紐で編んだサンダル
clouté 飾りの鋲を打った
グラフィック柄というのは洗練されていておしゃれですね。簡単にスタイリッシュになります。
特にウエッジヒールのところが、黒白の柄になっているのが目新しい感じです。
厚底が流行りなんでしょうか?ほかにも厚底の靴がたくさんありました。厚底の靴をはき、背が一気に10センチぐらい伸びると、本当に視界が変わりますね。
自分がいつも見ている世界はとても限定された空間なのだと思い知る瞬間です。
でもひっくり返るのが怖いので、厚底の靴はためし履きをするだけです。
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10.2013年春夏ファッション、靴のトレンド~カラフルな靴
☆余談:penの靴の話☆
私は、足のサイズが22センチと小さいため、たとえばパンプスなどで好みのデザインの靴をさがすのがちょっと面倒でした。
過去形で書くのは、もうクロックスと運動靴ぐらいしかはかないからです。
勤め人だったときは、小さいサイズがわりに豊富なダイアナとか、洋物の靴ばかりおいているブティック(ヨーロッパのサイズだと35)あたりで、必要以上に高い(でもデザインはそれなりにいい)靴を買っていました。
栄の地上にあったMilkの服などを置いていた狭いブティックで、一度まっかなローファーを買ったことがあります。
当時、ローファーが流行っていたように思います。そこで私は「山道をよく歩くので、フラットシューズがいいのですが・・」とおよそ、おしゃれなブティックには似つかわしくない発言をしたのを覚えています。
店の人は「やまみち、ですか・・・」と言葉を失っていました。
いかにもデザイナーものの高い商品を扱っている店の売り子さんらしい(もしかしたらオーナーだったのかも)商売っけのない感じの女性でした。
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