長期の休みが多いフランスですが、国民の祝日(jours fériés)にはどんなのがあるでしょうか?
フランスの祝日を説明している子ども新聞の記事を紹介します。
フランスの祝日は何日?
明日、きみたちの両親は仕事に行かないし、ほとんどの店が閉まります。明日は諸聖人の祝日(Toussaint)だからです。
諸聖人の祝日は、キリストの祝日に関連のある祝日です。フランスには、何日祝日があるでしょうか?
■なぜこの話題なの? Pourquoi en parle-t-on ?
4月1日月曜日は祝日だからです。学校は休みです。お店の大部分もそうです。イースターマンデーという宗教的な祝日です。
万聖節についてはこちらを見てください⇒『諸聖人の祝日』(ラ・トゥーサン)の起源とは?
きょうのニュース L’@ctu du jour
フランスには11の祝日があります。ですが、数年前は12日ありました。
2004年6月30日の法律により、ペンテコステ(le lundi de pentecôte 聖霊降臨の主日)が廃止されました。
祝日が廃止されたのは、これがはじめてではありません。1961年から1965年のあいだ、5月8日は祝日ではありませんでした。
キリスト教に関係のある祝日:6個
まず、キリスト教に関係のある祝日があります。6つの祝日が、キリストの生涯において、大切な時を祝っています。
Noël (クリスマス) 12月25日。キリストの誕生⇒フランス人はどんなふうにクリスマスを過ごすの?
Pâques (イースター) 移動祝祭日。キリストの復活⇒なぜイースターにウサギが出てくるのか?
L’Ascension (キリスト昇天祭)イースターから40日目の木曜日。キリストが弟子の前に最後に姿を見せたとき。復活から40日目。
L’Assomption (聖母の被昇天) 8月15日。マリア様が昇天した日。
La Toussaint (諸聖人の祝日)11月1日。すべての聖人を祝う日⇒検索 諸聖人 『諸聖人の祝日』(ラ・トゥーサン)の起源とは?
キリスト教に関係のない祝日
一方で、5日の祝日は宗教に関係ありません。
Le 1er janvier nouvel an 元旦 1月1日 (1810年に制定)⇒フランス人の大晦日とお正月の過ごし方。
Le 11 novembre 11月11日 1918年の第一次世界大戦の休戦協定を記念した日。(1922年に制定)⇒アルミスティス(第一次世界大戦休戦記念日)とは?
Le 1er mai 5月1日 le fête du travail メーデー (1948年に制定)⇒5月1日、メーデー(労動祭)の由来は何?
Le 8 mai 5月8日 第二次世界大戦の勝利を記念した日⇒5月8日、ヨーロッパ戦勝記念日(VEデー)の起源とは?
Le 14 juillet 7月14日 革命記念日⇒パリ祭(フランスの革命記念日)とは?どんなふうにお祝いするの?
きょうの単語:férié
férié という言葉はラテン語の feriatus (意味は fêter ~を祝う, chômer 休業する)から来ています。
休業しているときは、働きませんね。だから祝祭日は働かない日なのです。学校、役所、大部分の商業施設も閉まります。
元記事 → https://www.1jour1actu.com/france/11_jours_fris_en_france/(☆ページが削除されたか移動したようで、リンク切れになるので、リンクをはずしました。2019/03/18)
フランスの祝日を知るための関連動画
1jour1questionの動画です。1分40秒。
最後に出てくる pont(橋)は連休にするための橋です。
faire le pont で、休日に挟まれた平日を休みにする、飛び石連休をつないで休む、という意味になります。
休みではないがお祝いする日
この他に、エピファニー、マルディグラ、バレンタインデー、ハロウィン(これはもともとアメリカの祭り)など、公休の祝日ではないけれど、お祝いする日があるのは日本と同じです。
エピファニー⇒エピファニー(公現祭)とはどんな意味?
シャンドルール⇒シャンドルールの起源~なぜクレープを食べるの?クレープの作り方つき
バレンタインデー⇒バレンタインデーの歴史とフランスの愛の日の事情
マルディグラ⇒マルディグラ(カーニバル)の起源とお祝いの仕方。
ラマダーン⇒ラマダーンとは?
聖パトリックの日⇒セントパトリックデー(聖パトリックの祝日)の由来。緑色のものがラッキーアイテム。
ハロウィン⇒お菓子と仮装が好きな人のためのお祭り、ハロウィンの起源とは?
また、◯◯の日、というのもあります。
母の日⇒フランスの母の日は、5月の最終日曜日。こんな経緯で生まれました。
音楽祭の日⇒フェット・ド・ラ・ミュジーク(音楽祭)の起源
スズランの日⇒スズランの日の起源~5月1日はスズランを贈って幸せを願う
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今回はフランスの国民の祝日を紹介しました。
2018年のイースターは4月1日です。なんと、4月の魚(エープリールフールの日)と同じですね。
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